過去ログ - 青子「……」有珠「……ひどい」草十郎「……ごめん」
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90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:01:39.92 ID:l6lpwwcP0

 
 五六億七〇〇〇万年。
 この数字は、弥勒をなにか忌むべき存在と知っていた人たちが、彼の出現を遥か未来に置くことで、
 その関わりを断とうと考えたことからくる数字ではなかったろうか。
以下略



91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:07:38.00 ID:l6lpwwcP0

 雨が降っている。
 鳶丸は学校を休んで、三咲町の居酒屋で昼酒を飲んでいる。
 コンクリートの三和土(たたき)に、カウンターだけという安直な居酒屋で、客の大半は学生である。
 コップ一杯の焼酎が130円、つまみは塩辛を盛ったどんぶりが幾つか置いてあるから、各自勝手につまめばいい。
以下略



92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:16:08.47 ID:l6lpwwcP0



 鳶丸は有珠のことを考えていた。
 考えてもどうにもならないと分かっているのに、いや、多分それだからこそ、その有珠のことを考えないではいられなかった。
以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:23:44.39 ID:l6lpwwcP0





以下略



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:29:44.59 ID:l6lpwwcP0

 何をするつもりだったのか、自分でもわからない。少なくとも、何かを期待した、ということはなかった。
 友人の言葉の中で、いきなり一人の男性として生々しい実像を結んだ人への複雑で行き場のない思い、
 果たして友人の語った内容は真実なのかという疑問。それらの感情を解消するために、数日間悩んだ末の行動だった。
 仮に期待していることがあったとすれば、友人の言葉をはっきりと否定するものを、そこに発見することだったかもしれない。
以下略



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:35:58.69 ID:l6lpwwcP0

「あ、あのさ……」


 勇気を出して、それでも彼にことの真意を聞いてみた。
以下略



96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 22:38:47.54 ID:l6lpwwcP0
短いですが、中篇はここまでです。
次の更新はまた少し日を跨ぎます。


97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/06/04(月) 06:53:09.70 ID:zDUym0vR0
続きこないなー


98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)
2012/06/17(日) 21:21:42.68 ID:RR2RkEez0
まだかな


99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/22(金) 18:44:04.34 ID:9Eb3nCvK0
日を空けて申し訳ないです
もうしばらくかかりそうです


100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)
2012/07/23(月) 15:00:53.79 ID:U1L3JPEn0
縺薙↑縺縺ェ


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