過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/11(水) 21:05:46.32 ID:R4U5CUh20
苛立たしげに立ち上がったステファニーは雲川や貝積に一度も振り返ることなく部屋を後にしてしまった。
初春「す、ステファニーさん! 待ってください!」
慌てる初春は急いで席を離れるとステファニーの後を追って退室した。
306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/11(水) 21:09:24.00 ID:R4U5CUh20
今日はここまでです。
パソコンがダメになって、しばらく賢者にでもなったかのように悟りを開いていました。
けれど、待っているという温かいコメントをいただいてもう一度書きなおそうと決めました。
ペースは遅いでしょうが、がんばります。読んでくれている方本当にありがとうございます。
307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/11(水) 21:18:19.18 ID:PdeeB0TDO
乙!
待ってるんだよ!
308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/11(水) 22:35:47.53 ID:aPAATll7o
乙
やっぱりより強固な絆を築くためには、こういう風に一度ばらばらにならんとね
たぶん一番盛り上がるだろう仲直りのシーンが楽しみです
309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 18:18:33.91 ID:G26+bC4m0
ただいま。
仲間がバラバラになるシーンってどの作品で見てもいつも鬱々としてしまう。
今回はほとんど説明回になると思いますがご容赦を。
ではでは再開します。
310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 18:22:38.79 ID:G26+bC4m0
初春はステファニーを追って屋敷の外を出たが、結局はステファニーに追いつけなかった。
外は未だ雨が降っており、今の状況をまるで暗示させているようだった。
初春(もう、どうして良いか分からない。心理定規さんは己の目的のためにスクールを立ち上げ、私たちをチームに入れた。
311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 18:25:55.18 ID:G26+bC4m0
心理定規の部屋へ入るのはさほど難しいことではなかった。
その気になれば初春のハッキング能力で入ることは可能だ。
だが、初春はその手を使う気は毛頭なかった。
312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 18:27:52.80 ID:G26+bC4m0
おそらく雲川からの任務を受け取ってすぐに出かけたまま電源を入れっぱなしにしたのだろう。
初春はそのパソコンの画面に目を落とし、とあるデータに気づく。
初春「『スクール計画』?」
313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 18:30:26.89 ID:G26+bC4m0
暗く冷たい部屋にて心理定規は意識を取り戻した。
打ち捨てられた留置場にでもいるのだろうか、鉄格子が設置されている部屋の中央に心理定規は両手両足を拘束されて椅子に座らされていた。
暗さに視界が慣れ、心理定規は部屋に居るもう一人の存在に気づく。
314:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 18:32:31.69 ID:G26+bC4m0
円形上のドームになっているらしく、外周には幾つもの鉄格子付きの部屋が並んでいる。
中央には人一人が入れるようなカプセルがいくつも設置されており、一つずつにモニター画面が隣に置かれている。
建物の構造は、以前潮岸を暗殺へと追い込んだあの研究所にどこか似ているが、それよりもこの場所に心理定規は見覚えがあった。
315:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 18:37:37.81 ID:G26+bC4m0
心理定規はしばらくの間放心してしまった。
戻ってきたというのか、幼いころに連れてこられた、闇の入り口となったあの場所に。
何度も夢で出て来た悪魔の施設を前にして心理定規は不安にかられる。
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