63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/26(土) 01:20:27.26 ID:pXl8hg5Jo
食堂
紬父「菫、紬はまだか?」
菫「あ、もうそろそろいらっしゃるかと」
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2012/05/26(土) 01:27:32.73 ID:pXl8hg5Jo
紬「ところで、お父様。ちょっとお聞きしたいことが」
紬父「ん? なんだ、言ってみなさい」
紬「お父様とお母様の出会いについて」
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2012/05/26(土) 01:29:36.21 ID:pXl8hg5Jo
紬父「もやい抗に片足を乗せていつものように気取っていると
向こうの方に船が入ってくるのが見えた」
紬父「私はなんだかあの船には大切な何かがあるような、そんな気がしてな
気づけばその船に向かって駆けていたんだ」
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2012/05/26(土) 01:30:37.21 ID:pXl8hg5Jo
紬父「あとはその勢いで親父に彼女との結婚の許しを請うために家に帰った」
紬父「それが二人の出会いだ」
紬「へぇ」
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2012/05/26(土) 01:32:10.86 ID:pXl8hg5Jo
紬父「親父は旧態依然のやりかたに囚われ、変わることに臆病になっていた」
紬父「もちろん家の重圧もあっただろう。だが伝統を守るばかりじゃ駄目だ」
紬父「私はとにかくこの家に嫌気が差していた。だからぶっ壊してやりたかったんだ」
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2012/05/26(土) 01:33:09.03 ID:pXl8hg5Jo
紬父「そこで今までのものが潰えてしまっても、所詮はその程度のものだったのだということだ」
紬父「全てのケースがそうとは言えないが、ときにはそんな割り切りも必要なのかもしれないな」
紬「ただ待っているだけでは何も変わらない」
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2012/05/26(土) 01:34:16.72 ID:pXl8hg5Jo
紬「ところで、プロポーズの言葉などはなかったのですか?」
紬父「もちろんあった」
紬「聞きたいわ!」
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2012/05/26(土) 01:37:56.81 ID:pXl8hg5Jo
数日後・放課後
紬「ど、どうかな?」
和「……また思い切ったことをしたわね」
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2012/05/26(土) 01:39:13.19 ID:pXl8hg5Jo
和「小道具はどんな感じ?」
エリ「もうばっちし!」
アカネ「順調だよ」
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/26(土) 01:41:23.46 ID:pXl8hg5Jo
律「お〜い澪、もうちょっと大きな声出さないと」
澪「だ、だって……恥ずかしい」
律「クラスメイトの前でそんなんじゃ、いざ舞台に立ったらどうなるんだよ……」
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/26(土) 01:42:47.69 ID:pXl8hg5Jo
和「そうね、このままじゃどうしようもないし
可能性があるのならそれにこしたことはないわ」
律「ってわけで、ちょっと軽音部の部室でやってくるから!
梓も今日はクラスで学祭のことやるから来れないって言ってたし」
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