130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:17:08.54 ID:dqMBfH/+0
「それでは、存分に可愛がってやろう」
若旦那、目が据わっている。
131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:21:08.79 ID:dqMBfH/+0
逃れようとしても、強い力で抑えられている。
咄嗟に、腰帯に隠した寸鉄を自由になった右手で握り、
こめかみに突き立てた。
132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:25:38.55 ID:jtYlRIjQ0
今までの人生、盗みなどして生きてきたが、
人を殺したことはなかった。
とんでもないことをした、
133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:30:57.71 ID:jtYlRIjQ0
五
「如月殿」
134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:34:26.58 ID:jtYlRIjQ0
「寸鉄にて……こめかみを」
親指で耳の前を打つ仕草をしながら言う。
135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:38:05.41 ID:WsHDntHw0
「左様。
付近で、やたらと色香のある娘が駆け去ったのを見た者が」
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:43:20.29 ID:WsHDntHw0
五
ぽつり、と雨粒が落ちてくる。
137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:49:33.07 ID:GfNYSJCt0
「お侍様……」
若い娘の声。
138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:54:53.39 ID:jtYlRIjQ0
どこかで見たことがあった。この女を知っている。
「高木の娘にございます」
139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:58:47.17 ID:jtYlRIjQ0
「これはまた、厚手な……」
苦笑いが出てしまう。
140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 22:02:54.04 ID:jtYlRIjQ0
六
もうずいぶんと歩いた。
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