過去ログ - まどか「魔法少女の短編集」
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315:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/14(月) 00:35:15.93 ID:gpF2TrEjo
ずしりとくる雰囲気のある話だった

ただ、短く改行してあるせいでつい縦読みを探してしまう


316:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/14(月) 12:15:43.71 ID:LdYiirFSO

少なくとも俺は新しいのがきたらいくつか読み返してるし気にしなくていいんじゃね?読み直しでレスはしないだろうし

ただ長編書いてると伏線やら誤字文法のチェックやらのせいで自分自身が一番の読者だっていうのを時々実感する
他人が読み直したくなるような話が書きたい


317:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/08(金) 23:37:07.68 ID:rTuRyC5r0
 少女は雪の中を歩いていた。
 夜は重く、街は瘴気に沈んでいるようだ。
 少女が散歩に出かけたのは、なんとなくだった。
 ただ、目的もなく、当てもない。
 深夜零時。
以下略



318:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/08(金) 23:37:58.49 ID:rTuRyC5r0
タイトル入れてなかった…
ごめんなさい仕切り直し


319:空っぽの境界[saga]
2013/02/08(金) 23:38:40.21 ID:rTuRyC5r0
 少女は雪の中を歩いていた。
 夜は重く、街は瘴気に沈んでいるようだ。
 少女が散歩に出かけたのは、なんとなくだった。
 ただ、目的もなく、当てもない。
 深夜零時。
以下略



320:空っぽの境界[saga]
2013/02/08(金) 23:39:37.69 ID:rTuRyC5r0
「私は――――マドカだよ」
 色だけは暖かな街灯に照らされながら、彼女は懐かしい微笑みを返す。
 降り積もる雪のように白く薄いドレスを纏い、傘も差していない彼女は、果たして寒さを感じないのだろうか。
「あなたは、どうしてここにいるの」
 どうしてだろうね、と彼女は言う。
以下略



321:空っぽの境界[saga]
2013/02/08(金) 23:41:16.95 ID:rTuRyC5r0
 それから二人は取り留めのない話をした。
 何のことはない、友人や家族のことなどだ。
 しかしほむらの話を聞くほどに、彼女は口を噤んでいった。
 こうして話しているだけで、二人の距離も、感覚も、時間さえもずれていることに気が付いたからだ。
 橋を抜ける風はどこまでも肌を傷め付け、靡く黒髪は闇に溶ける。
以下略



322:空っぽの境界[saga]
2013/02/08(金) 23:43:02.33 ID:rTuRyC5r0
 ほむらは空っぽについてもう一度考えた。
 魂を失っても魔法少女は、なお空っぽではない。
 なぜなら、精神も肉体もそこに残っているから。
 しかし―――ほむらは鹿目まどかについては、やはり当て嵌まりはしないだろうと思う。
 彼女の肉体は消失してしまっており、魂や精神すらもはや残っているはずがないだろうからだ。彼女の言うところの空っぽに、彼女は既になっているのだ。
以下略



323:空っぽの境界[saga]
2013/02/08(金) 23:44:37.19 ID:rTuRyC5r0
       ◇

 それから――
 ほむらは彼女に手を振って、一人で橋を渡った。
「さようなら、まどか」
以下略



324:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/08(金) 23:48:13.96 ID:rTuRyC5r0
タイトル通り空の境界のパロというかなんというか
なんかこれでこのスレ終わっていいんじゃないかって気もしたけどまだだ、まだ終わらんよ

元々は安価で1レス選手権のほうで書いたお題だったけど、なんかもったいなかったので自分なりに進化させてみた
自分の中では魔法少女と空っぽ(虚ろ)の関係がかなり深くなってるのでそれとなく伝わればそれ幸い


325:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/09(土) 19:09:25.97 ID:kdLxK3Xzo
乙であります


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