過去ログ - 死にすぎ仕上 と 虹の理后
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92:第四章 王子編「魔人との邂逅」 ◆a6qh.01v1w[saga !蒼_res]
2012/06/04(月) 23:09:57.79 ID:bvwBbzpB0
 
◇e.剣で斬る


 勇気! 振り絞るべきは勇気!!
以下略



93:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:11:48.37 ID:bvwBbzpB0
 

 ふたりは、扉を抜けて通路を進み、明るいバルコニーに出ました。

 魔王の城の外に出たようです。遠くまで見通せます。
以下略



94:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:12:39.85 ID:bvwBbzpB0
 

「お前、逃げる気だな。そうはいかないぞ」

 突然ふたりは背後から声をかけられて、びっくりしました。
以下略



95:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:14:32.82 ID:bvwBbzpB0
 

 池に続く通路の出口は、蔦の彫刻で装飾されています。

 姫はそちらに一歩踏み出してみました。
以下略



96:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:21:07.91 ID:bvwBbzpB0
 

「あなたの名前は、何ていうの?」

「トロルには、名前はないんですよ。知らないんですか、姫さま」



97:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:22:49.65 ID:bvwBbzpB0
 

「そぎいたさんは、妖精を知ってる?」

「ああ、俺も妖精だ。土の妖精だぞ」



98:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:23:33.65 ID:bvwBbzpB0
 

「そのボスって、どんな人なの?」

「ボスは怖いぞ。ボスの言葉には逆らえないんだ」



99:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:24:09.86 ID:bvwBbzpB0
 

 よく見ると、緑色の巨人の大きな大きな手には、ターコイズの指輪がはまっています。

 明るい青緑の、海を思わせる指輪です。



100:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:25:38.31 ID:bvwBbzpB0
 

 更に、姫は絹旗をこすりました。

「背中をさすってくれるのかい、超すまないねぇ。



101:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:27:09.46 ID:bvwBbzpB0
 

 そういえば、と姫は外に目をやりました。

 相変わらず、バルコニーの下は地面が霞むほどの高さの断崖です。



102:第五章 王子編「絶命の回廊」 ◆a6qh.01v1w[saga !蒼_res]
2012/06/04(月) 23:28:37.49 ID:bvwBbzpB0
 

 トロルをやり過ごすと、俺はなだらかな斜面が上に続く細い回廊を進み始めた。





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