過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/10(日) 14:53:09.93 ID:kbSnN6gzo
ようやくプロデューサーはベッドから体を起こした。
伊織「もたもたしてると置いてくわよ」
P「置いてってくれて構わないんだが……」
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2012/06/10(日) 14:53:47.68 ID:kbSnN6gzo
高い建物も無いから全方向の空を見ることができるのだ。
私は星に詳しいわけではないが、南の空に見える夏の大三角は容易に見分けられる。
他の星よりも明るい三つの星が作る三角形は目を引く。
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2012/06/10(日) 14:54:32.07 ID:kbSnN6gzo
伊織「きっと、今私たちが見てる空とは全然違ってるでしょうね」
P「永遠とも言える長さだな、俺にとっては」
プロデューサーは黙ったまま星を眺めたている。
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2012/06/10(日) 14:55:01.24 ID:kbSnN6gzo
P「俺が働けないなら、新しくプロデューサーを雇わなくちゃいけないだろうし」
伊織「なら、返さなくていいから黙って受け取りなさい」
P「……」
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2012/06/10(日) 14:59:51.86 ID:kbSnN6gzo
P「……」
P「……そうかもな」
伊織「ようやくわかったわ」
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2012/06/10(日) 15:02:26.95 ID:kbSnN6gzo
伊織「普通の人は死ぬかもしれないって時は弱音を吐くものよ?」
P「……」
伊織「あんたも死ぬのは怖いんでしょ?」
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2012/06/10(日) 15:03:13.68 ID:kbSnN6gzo
こんな、鈍感なやつに気づかれるほど、あからさまだったのだろうか。
隠してたつもりだったのに。
伊織「いつから……?」
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/10(日) 15:04:31.07 ID:kbSnN6gzo
私はプロデューサーに尋ねた。
P「……分からない」
伊織「やよいはね、あんたに大っ嫌いだって伝えてくれ、って言ったわ」
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2012/06/10(日) 15:05:48.72 ID:kbSnN6gzo
伊織「私はやよいとは違うから」
伊織「私は好きになった人がただ生きてればいいなんて思えない」
伊織「好きになった人には幸せになって欲しいもの」
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2012/06/10(日) 15:06:21.58 ID:kbSnN6gzo
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