13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/29(金) 20:16:08.80 ID:x1fUeowO0
 どうして話す気になったのか、それはきっと相手が幼馴染だからで 
  
 内容がほんとに馬鹿らしいからだ。 
  
 「私、ほら、とりえって言う感じのがなくって・・・。」 
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/29(金) 20:18:43.99 ID:x1fUeowO0
 私のさきに足音が止まった × 
  
 私の足音がさきに止まった ○ 
  
 申し訳ないです(´ノω・)・・・ 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/29(金) 21:21:24.20 ID:x1fUeowO0
 振り向いた幼馴染と、バッチリ目が合った。 
  
 「あは、ははは。」 
  
 自分の悩みの程度の低さに思わず気の抜けた笑いがこみ上げた。 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/29(金) 22:16:10.50 ID:x1fUeowO0
 文化祭でのうちのクラスが演劇だと公表された次の日 
  
 昼休み、 
  
 弁当を持たない生徒が集まる食堂で、昼飯を食べる俺の前の席に、 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/29(金) 22:19:13.91 ID:x1fUeowO0
 今日はそろそろおいとまします。(´・ω・)ノシ 
18: ◆gO9QdRWdUw[saga sage]
2012/06/30(土) 16:12:56.68 ID:sM6NxQ9y0
 乙です 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/06/30(土) 23:03:19.14 ID:6+G33VjK0
 勉強机が部屋の角に、その上のガラガラのCDラックに好きなアーティストのCDが数枚。  
    
  不器用にたたまれた敷き布団の上には低反発の安眠枕。  
    
  壁から下がるハンガーには洗ったばかりの私服がかけられている。  
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/06/30(土) 23:05:01.19 ID:6+G33VjK0
 さて、この簡素で平凡な思春期男児の狭い部屋に、少し不釣り合いな奴がいた。 
  
 そいつは、俺が入れてきたオレンジジュースを飲んでいた。 
  
 小柄、華奢、童顔、色白、さらさらヘアー、くりっとした目、長いまつ毛。 
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/06/30(土) 23:09:04.68 ID:6+G33VjK0
 お互いに考え込んだり、意見を交わしたりしていると、 
  
 時々、違う話題にそれたりした。 
  
 一応は、ちゃんと台本の方向性の思考には戻るのだけれど、 
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/06/30(土) 23:11:54.78 ID:6+G33VjK0
 少しだけ情けなくなったが、別に気にならなかった。 
  
 ちょっとだけ敬意の意味を込めて旧友に笑いかけてやる。 
  
 「えっと、確か、台本は先生に提出すればいいって、委員長が言ってたんだよな?」 
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