過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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261: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:52:12.65 ID:DufMtpvzo
 そんなわけで初めて桐乃の部屋に足を踏み入れた訳だが、特に感慨はない。

 いつも俺のことを虫けらのように扱っている桐乃が恥ずかしそうにもじもじしている様子が珍しくて、そっちの方に気が行っていたのだ。

「で、なんだ? 話ってのは?」
以下略



262: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:52:41.36 ID:DufMtpvzo
 他の親父のセリフは……

『ああ。わざわざ自分から悪影響を受けに行くこともあるまい』

 悪影響って何のことだっけ?
以下略



263: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:53:08.27 ID:DufMtpvzo
「お袋、ほれアイス」

 コンビニから帰ってきた俺は、まだリビングにいたお袋にコンビニ袋を見せる。

「あ、ありがとー。今夜は遅いから冷凍に入れておいてちょうだい?」
以下略



264: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:53:36.80 ID:DufMtpvzo
 桐乃の衝撃の告白があった翌日、我が家ではちょっとした異変が起きていた。

「おかわりー」
「あ、あたしが入れてきてあげるよ?」
「おう悪い。頼むわ」
以下略



265: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:54:04.42 ID:DufMtpvzo
『休日は大好きなお兄ちゃんと買物して過ごしてます♪』

 親父の宝物は、雑誌の桐乃の掲載ページのスクラップだった。
 この一文は、桐乃の雑誌向けプロフィールの休日の過ごし方に書かれていたものだ。

以下略



266: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:54:30.92 ID:DufMtpvzo
 自室に戻ってベッドに寝そべって少しまどろみ始めたとき、控えめなノックの音が聞こえた。

「あ? やべぇ、風呂入らずに寝てしまうところだった」

 ドアを開けると、桐乃が立っていた。
以下略



267: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:54:57.25 ID:DufMtpvzo
 風呂から上がり二階に上がると、桐乃の部屋からなにやらガタゴトと物音が聞こえていた。

 訝しがりながらも俺は桐乃の部屋のドアをノックする。

「おい、桐乃。上がったぞ」
以下略



268: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:55:24.19 ID:DufMtpvzo
 桐乃は襖に手をかけたまま「嫌われちゃったら」とか口篭っている。
 こいつもこいつで葛藤しているのだろう。

「あ、桐乃? 相談持ちかけた俺が言うのもなんだけどさ? 嫌なら別にいいんだぞ?」

以下略



269: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:55:51.09 ID:DufMtpvzo
「で、どう……?」
「どうって?」
「この押入れの中を見た感想……」
「えっと、びっくりした」

以下略



270: ◆YHxtVKAHbw[sage saga]
2012/08/06(月) 18:56:23.51 ID:DufMtpvzo
 ここで俺は、ふと思いついた疑問を口にした。

「おまえ、何年ぶりか知らねぇけど俺と話出来るようになるまで、どんな気分で過ごしてた?」
「え? 昨日も言ったでしょ? 寂しかったって」
「いや、俺との兄妹関係じゃなくて……。今の中学生はこういう──オタクみたいなのが当たり前なのか? って」
以下略



271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/06(月) 21:05:54.67 ID:NDPdLiODO
乙。

なにこのカワイイ生き物?ww


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