過去ログ - P「拙者はぷろでゅーさでござる」
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20:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:30:37.85 ID:rxNWLLFR0
「出発しまーす」
相変わらず生気の無い声が響いてその電車は動き出した。なんだか生暖かい風が入り込んできて、これは本当に夢なのかしら?と思い始めた。
21:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:31:03.76 ID:rxNWLLFR0
覚めれば、私の部屋の中に居て、びっしょりと汗をかく。禄に寝れていないことに気が付き、ため息を吐くのだ。
22:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:32:03.67 ID:rxNWLLFR0
その夜。言われた通りに事務所に来てみると貴音だけではなく、何故かプロデューサーが居た。相変わらずの侍姿だ。
律子「プロデューサー?どうして貴方も……」
23:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:32:42.56 ID:rxNWLLFR0
人の夢に入ることは中々難しい。
本来なら、前もって色々準備をして怪しげな術式を唱えないといけないのだが、幸いにもそんな面倒くさい事を省略できる。
24:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:34:54.17 ID:rxNWLLFR0
あぁ……夢を見ている。
もう見慣れたトンネルの中。紫色の光が辺りを照らし、肌寒い風が通る。
25:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:36:30.25 ID:rxNWLLFR0
猿が串刺しになり、プロデューサーはそれを振り捨てる。機械が猿の手から離れて粉となって消えた。
P「秋月殿、大丈夫でござるか?」
26:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:36:57.31 ID:rxNWLLFR0
ふわりと浮く私の身体。
後方の座席へと移動して貴音は何やら唱える。
27:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:38:03.47 ID:rxNWLLFR0
貴音「なんと……」
貴音が驚愕の声を漏らす。私だって同じ気持ちだ。普段、あんな格好でござる口調で話していたプロデューサー。電子機器が全くダメで。その姿に苛立ちを覚えた事もある。
28:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:38:30.45 ID:rxNWLLFR0
猿夢は人の弱い所につけ込むものらしい。猿自体は弱く、大したことのない部類に入るということだった。
夢の中であるために、覚めろ!となんども命じて心を強く持てば脱出できる。
29:>>1[sage]
2012/07/29(日) 13:40:43.91 ID:rxNWLLFR0
とりあえずここまででござる。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/07/29(日) 13:50:24.78 ID:+VBLN1+Ho
乙
前スレと空気全然違うから目が点になった
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