過去ログ - 禁書目録「それはきっと、幸せだった頃の夢」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:28:55.94 ID:OTk9gfUao
「さてと……」

向いた先は一見何の変哲もない通路壁。漆喰が剥がれて下地のレンガが露出しているだけ――に見えるけれど。

「ここですか?」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:30:34.64 ID:OTk9gfUao
聖句に反応し、レンガの壁がぱたぱたと内側に折りたたまれるようにして口を開く。

この道自体は立ち入り禁止区域だけれどセキュリティがない。
ときたま駅の周りを探検している悪ガキが迷い込んだりする。
薄い人払いの魔術が常に展開しているためこんな深部まで来るような子はめったにいないけれど。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:38:45.14 ID:OTk9gfUao
うわぁやっちゃった……と頭を抱え恐る恐る扉の影を覗き込んだ。

「ええと、そのう……ごめんなさい?」

「いや、全然、大丈夫だ。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:44:16.01 ID:OTk9gfUao
まだプロローグだけどぼちぼちと更新して行こうかと
何かに似てるらしいけど心当たりがない


26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/06(月) 02:56:23.03 ID:wDy2zxCIO
盗人猛々しい


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)[sage]
2012/08/06(月) 04:24:06.57 ID:6qmbNwtAO
残酷歌劇のひと?


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:46:31.15 ID:Wiz6b3VDo
ちょくちょくと投下


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:48:41.56 ID:Wiz6b3VDo
その後。

姿の見えなくなったアウレオルスを探していたシスター(三十五歳独身)に三十分ほど揃ってお小言を頂戴した。
どうして私まで説教されないといけないのか。はなはだ理不尽だ。

以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:50:15.39 ID:Wiz6b3VDo
『城なんて別に珍しくもないでしょ。バチカン就きならサンタンジェロ城があるでしょうに』

もっとも両者の歴史的背景には確かな差があるのだけれど――。

『はっきり言ってもいいのよ? 幽霊でも出そうだ、って』
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:51:43.25 ID:Wiz6b3VDo
「博物館の方に回ってみればいるかもしれないわね」

「やめてくださいよぅー」

こういうことで簡単に半泣き顔になるから嗜虐心をそそられるのよね。
以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:53:06.38 ID:Wiz6b3VDo
歌詞はかすれていて聞き取れないけれどメロディは分かる。

『Silent night』――多分、世界一有名な賛美歌だ。
日本語では『きよしこの夜』だっけ?

以下略



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