過去ログ - 禁書目録「それはきっと、幸せだった頃の夢」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/05(日) 18:36:42.63 ID:M0Kl2rPIO
どのラノベに影響されたのやら




13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/08/05(日) 18:53:16.47 ID:1ze0b3IL0
よく似てるな


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:03:04.89 ID:OTk9gfUao
続きが書けてしまったので少し遅いけど投下


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:04:45.83 ID:OTk9gfUao
地下鉄でタワーヒル駅まで移動した後、駅構内からロンドン塔への直通通路を抜ける。

もちろん非公式の、一般人には知られていない秘密の抜け道だ。
地下鉄が開発されるよりもずっと前からある道で、狭い左右の壁は古めかしいレンガと漆喰で固められている。
天井付近に点々と並ぶ電灯もケーブルがむき出しの無骨なもので、じめっとした冷たい空気が毎度の事ながら不愉快ではあるのだけれど――。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:06:37.33 ID:OTk9gfUao
「アンタは小学生じゃない」

「そうですけど……」

「ぐだぐだ言わない。師匠の言うこと聞けないっての?」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:08:51.63 ID:OTk9gfUao
などと可愛い弟子を弄るのも気休め程度にしかならない。私は軽い頭痛を覚えていた。

それもこれも終始無言で後をついてくる神裂だ。

数ヤード後ろを歩く東洋人は鬱々とした気配を辺り構わず振り撒いていて、それがタールのようにねっとりと纏わりついて離れない。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:10:33.07 ID:OTk9gfUao
「根暗な空気撒き散らされてると結局こっちまで鬱入っちゃうのよ。
 今日が何の日だか分かってる?
 クリスマス・イヴよ? 『神の子』の誕生前夜、お祭りの日よ?
 なのにアンタってば、さっきから一言も喋らずに……って」

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:13:57.71 ID:OTk9gfUao
発音もアクセントもめちゃくちゃだけど言いたいことは分かった。

はぁ……とため息カウントをまた一つ更新し、私は腰に手を当てて彼女に向き直る。

『さすがに日本語は大丈夫よね?』
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:23:07.16 ID:OTk9gfUao
『アンタ、それでよく今までロンドンで生きて来れたわね』

外国語が通じないのはここ英国も同じようなものだ。
私みたいな魔術師は日本の敵対組織への対策として日本語を日常会話程度なら支障ない程度に習得しているが、それ以外はお互い様だった。

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:25:47.45 ID:OTk9gfUao
「……」

『三年。多少困る場面もありましたが、何とかなっています』

それで彼女が今までどういう処遇にあったのか理解する。
以下略



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