過去ログ - 禁書目録「それはきっと、幸せだった頃の夢」
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 23:05:48.62 ID:Wiz6b3VDo
アウレオルスの口からそれ以上の言葉が紡がれることはなかった。

「――メリー・クリスマス」

視線の先、たたずむ『彼女』は両の碧眼を細め微笑んだ。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 23:10:06.39 ID:Wiz6b3VDo

 ――――――――――――――――――――

   Index-Librorum-Prohibitorum Apocrypha II

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 23:49:22.95 ID:Wiz6b3VDo

―― 3 days ago...

   12/22 12:30



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 23:54:01.27 ID:Wiz6b3VDo
視線の先には青空があった。

高気圧に包まれた学園都市はよく晴れていた。
雲ひとつない青空は抜けるようで、けれど清々しさとは一切縁のない色をしていた。

以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/08(水) 00:27:09.21 ID:3O4K7LgKo
周囲は既に喧騒に包まれていた。
それは休み時間の教室のもので、午前最後の授業が終わったことを意味する。

教室内にいる生徒の数が明らかに少ない。
通常のおよそ七割程度。別に残りの約三割が欠席しているという訳ではない。
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/08(水) 00:31:20.28 ID:3O4K7LgKo
今から急いで購買に向かってもアンパンの一つも手に入れられないだろう。

……こういうときは決まって目の前で売り切れる。

大丈夫、記憶を失っても自分の生まれ持った性質を弁えている。
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/08(水) 00:32:58.64 ID:3O4K7LgKo
「よこせ」

「お断りだぁーっ!」

そう返ってくるだろうと思ってはいたが。
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/08(水) 00:34:28.44 ID:3O4K7LgKo
だが土御門はゆらりと円の動きで右手を学ランのポケットに入れ。

「これを見てもそんな事が言えるのかねぃ!」

そう言ってズビシッ!と突き出してきた手の先には紙切れがあった。
以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/08(水) 00:36:30.91 ID:3O4K7LgKo
「ほい毎度」

何か言うよりも早く土御門は五百円玉を奪い取り、換わりに食券を手の上に乗せた。

「あ、おい……!」
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/08(水) 00:39:40.49 ID:3O4K7LgKo
「で、それから?」

「新聞部にあることないこと吹聴してきた」

親指を立て合い、それからふと首を傾げて。
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/08(水) 00:55:16.48 ID:3O4K7LgKo
発作が起きて突発的にスレ立てしたけれど

今回は追憶編と望郷編のスレ内並走となっております
2スレで分割しながら同時進行とかやろうと思ったけど無理でした

以下略



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