719:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/15(土) 22:59:29.36 ID:qyGk20Fno
第六章 不倫
僕が初めて彼女に出会ったのは大学のサークルの新歓コンパの席上だった。その年サー
720:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/15(土) 23:00:07.76 ID:qyGk20Fno
次に僕が彼女に出合ったのは、階段教室で一般教養の美術史の講義に出席していたとき
だった。その講義は出席票に名前を書いて提出し課題のレポートさえ提出してさえいれば、
その出来や講義時の態度に関わらず単位が取れると評判だったので広い階段教室は一二年
の学生で溢れていた。美術になんかに興味はない僕はさっさと出席票を書いて教室の後ろ
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2012/12/15(土) 23:02:08.52 ID:qyGk20Fno
気になる新入生から話しかけられる。それも僕の名前を知っていたというサプライズの
せいで、それからしばらくは僕の脳裏から彼女のことが離れなかった。
何で僕の名前を知りたがったのか、何で僕に話しかけたのか、何で僕のことを格好いいと
722:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/15(土) 23:02:38.90 ID:qyGk20Fno
その日もいつもと同じような一日の始まりだろうと思っていたのだ。自分の狭いアパー
トで身支度を済ませた僕がアパートを出たとき、アパートのドアの前に女の子が立ってい
た。
723:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/15(土) 23:03:13.90 ID:qyGk20Fno
彼女の話は僕の想像を超えていた。要するに夏目さんは、僕が自分のことを好きなので
はないかと考えたと言うのだった。そして自分のことを好きな僕が仲良さそうに理恵と話
しているのを目撃し、それがどういう意味なのかを聞きに来たそうだ。
724:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/15(土) 23:03:45.33 ID:qyGk20Fno
「先輩こそいい加減にしてください」
夏目さんが怒ったように言った。何か彼女の様子がおかしい。
725:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/15(土) 23:04:21.94 ID:qyGk20Fno
今日は以上です
また投下します
726:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/12/15(土) 23:42:48.89 ID:ILNpytV6o
乙
なんとここで過去編か
727:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/16(日) 00:21:34.69 ID:NkyEPzlSO
女神もそうだったけど登場人物増えて話が収束から遠ざかるのはうんざりするな
728:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/16(日) 01:49:28.56 ID:Q3pK0tH7o
おつ
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