950:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 00:22:14.70 ID:ER1rVJ59o
麻季の心配をよそに二人の交際は順調に続いた。麻季は自分のアパートを解約して博人
の部屋に引っ越した。最初のうちは博人の自分への態度が凄く淡白なことに不安を感じて
いた彼女も、一緒に暮らすようになると段々とそんな不安も解消されていった。博人なり
に麻季に愛情を感じていてくれていることも、彼の不器用な愛情表現から理解できるよう
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2013/02/11(月) 00:23:36.12 ID:ER1rVJ59o
その日は初めて教室を訪れた親子の相手をするところから麻季の仕事は始まった。きち
んとした紹介で入ってくる人だったから、あまり問題はないはずだった。
約束の時間にまだ幼い女の子を連れて教室に来た母親を見たとき、麻季はどこかで見覚
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2013/02/11(月) 00:24:14.66 ID:ER1rVJ59o
多田さん、いや川田さんにそれを告げると彼女は喜んだ。
「佐々木先生が直接レッスンしてくれるの?」
953:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 00:24:57.00 ID:ER1rVJ59o
冷静に考えれば無理はないのかもしれない。何しろ博人に夢中だった麻季は、在学中も
卒業後も怜菜とはほとんど一緒に過ごしていなかったのだから。それでも卒業後に麻季は
自分の披露宴に怜菜を招待したし、久し振りに会った彼女も式の前に目を輝かせて麻季の
ウェディングドレス姿を見て「麻季きれい」と言ってくれたのだ。
954:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 00:26:16.38 ID:ER1rVJ59o
怜菜は本当は博人ではなく鈴木先輩のことが好きだったのだろうか。それなら麻季が博
人と付き合ったときもうろたえずに受け止めてくれた理由としては理解できる。そして結
果的に麻季に振られることになる鈴木先輩のことを気にしていたのも理解できる。
955:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/11(月) 00:27:35.25 ID:ER1rVJ59o
今日は以上です
怜菜を今まで誤って玲菜と表記していました。これに限らず誤字だらけですけど、お詫びします
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2013/02/11(月) 02:55:49.64 ID:ww3KhPIDO
おつおつお
957:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/11(月) 08:53:44.84 ID:14JJzAE2o
乙
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2013/02/11(月) 09:06:04.43 ID:udNzaXVho
乙
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2013/02/11(月) 09:56:03.84 ID:ry0KZSwZo
乙
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