過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 13:57:45.26 ID:4woSyJNbo

「そう。それともうひとつ、分岐がある」

「……?」

以下略



786:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 13:59:42.39 ID:4woSyJNbo

「そうじゃないとつじつまが合わない。だってきみは、分岐をつくるためにこの時間にやってきたんだから」

「……あ」

以下略



787:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 14:00:23.49 ID:4woSyJNbo

「僕たちがいる、いまここ、"この世界"は、二周目なんだ。一周目では、きみが現れず、きみは死んでしまう」

 そして死んでしまった"わたし"は魔法使いの力を借りて、分岐をつくりに来る。
 別の結果を生み出すために。そうして加わった変化。"二周目"。別の可能性。
以下略



788:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 14:00:49.59 ID:4woSyJNbo

 ――いや、待て。

「魔法使いの魔法でこの世界に来た人間は、もしくは、巻き込まれた人間は、“戻らなきゃいけない”」

以下略



789:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 14:01:24.49 ID:4woSyJNbo

「……ねえ、まさか、結果が変わるの?」

 魔女が歪んだ表情を正し、長い溜め息を吐く。彼女はこう言っているように見えた。
“戸惑うことは何もない”。
以下略



790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 14:01:53.39 ID:4woSyJNbo
つづく
年内の更新はないかもしれません
よいお年を


791:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/28(金) 15:53:40.76 ID:oouXnTvIO
なんという


792:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/01(火) 15:25:12.82 ID:7p1BbX+Yo





以下略



793:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/01(火) 15:25:46.34 ID:7p1BbX+Yo

 わたしは真っ暗な部屋の中を歩いた。夢でもみていたのかと思った。
 でも、手を繋いでいた感触がたしかにあった。手のひらにぬくもりが残っている気がした。
 
 それは、いまはない。
以下略



794:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/01(火) 15:26:44.57 ID:7p1BbX+Yo



 
 着の身着のまま家を飛び出して、おぼろげな記憶を頼りに道を歩いた。
以下略



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