過去ログ - 姪「お兄ちゃんのこと、好きだよ?」男「……そう?
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2013/01/14(月) 13:54:10.51 ID:b6vBdGKEo
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ところで、分岐はこれで終わるのだろうか? もちろん終わらない。
まず、"巻き込まれた方の叔父"、言い換えれば"本来の叔父"。
以下略
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2013/01/14(月) 13:54:36.67 ID:b6vBdGKEo
◇
まだいくつか新しい分岐がある。今度の魔法は、巻き込んだ数が多すぎたのだ。
以下略
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2013/01/14(月) 13:55:04.96 ID:b6vBdGKEo
次は"魔女"。本来なら生贄になるはずだった彼女。
少女の未来の姿。"A"において死に、"C"において巻き込まれ、"D"に帰り、"E"を生み出した少女。
以下略
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2013/01/14(月) 13:55:33.18 ID:b6vBdGKEo
あの少女に財布を渡さなければ、"D"から生き延びた自分が"E"を作ることができず、矛盾が発生すると思った。
そうした矛盾を彼女なりに解消しようとした結果だったのかもしれない。
だとするなら、彼はなぜもうひとりの叔父を励ましたのか。
以下略
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2013/01/14(月) 13:56:08.12 ID:b6vBdGKEo
◇
最後に、僕が今いる世界、"D"は、つまり彼女が死んだ世界で、同時に叔父も死ぬ世界だ。
原因はぼやけている。何が起こったのかは分からない。そして僕には何が起こったのかも分からない。
以下略
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2013/01/14(月) 13:56:34.21 ID:b6vBdGKEo
そのはずなのに、僕はいまだに一連の出来事が夢だったのではないかと考えている。考えたがっている。
もしくは、疑っているのかもしれない。
たとえば僕は、彼女の死を知ったあと、世界が複数にわたって分岐しているという妄想を抱き、
以下略
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2013/01/14(月) 13:57:02.22 ID:b6vBdGKEo
◇
一連の出来事についての手記はこれで終わる。
書き損ねていることは特にないと思う。本来的に理解は不要だ。
以下略
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2013/01/14(月) 13:57:54.76 ID:b6vBdGKEo
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ここですべて終わらせてしまおうと思ったが、推測をひとつ加える。
まず、財布に関してのことだ。
以下略
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2013/01/14(月) 13:58:20.54 ID:b6vBdGKEo
◇
これは携帯電話についての話ということになる。
以下略
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2013/01/14(月) 13:58:49.29 ID:b6vBdGKEo
彼女の死をどうすれば回避できたのか。彼女の為に何ができたのか。
要するにその示唆こそが彼女の携帯電話にはあった。
彼女は誰かと繋がるべきだった。誰でもいいから誰かと繋がるべきだった。
以下略
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2013/01/14(月) 13:59:56.06 ID:b6vBdGKEo
◇
それぞれの世界のその後を僕は知らない。
僕はただ、今になって、彼らや彼女たちのことを考えて祈り始めている。
以下略
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