266: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:17:15.24 ID:i9ZekBNR0
千反田の家には10時半3分前に到着した。
里志「ふぃ〜、結構ギリギリだったね。でもセーフだ」
奉太郎「お前がもっと余裕を持っていれば、こんなギリギリにはならなかったんだがな」
267: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:18:10.18 ID:i9ZekBNR0
える「さてと。それじゃそろそろ行きましょうか」
摩耶花「そうね。忘れ物とかないわよね」
里志「重い荷物は僕たちが持つよ。ね、ホータロー」
268: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:19:36.34 ID:i9ZekBNR0
える「ここから山道に入ります。途中少し険しいところもありますから、注意してください」
千反田が立ち止まり、俺たちに説明する。
古典部一行、山に入る。
269: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:21:02.20 ID:i9ZekBNR0
それは山に入って30分くらい来たところだった。
みんなだんだんと口数が少なくなってくる。
木々はうっそうと茂り、太陽の光も地上までは届かない。
270: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:22:11.18 ID:i9ZekBNR0
える「そろそろですよ」
やっとか。正直もうヘロヘロだ……。着くなら早く着いてくれ。
突如視界が開ける。眩しさに思わず顔をしかめる。
271: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:22:57.13 ID:i9ZekBNR0
……そろそろいいかな。
俺は立ち上がる。
奉太郎「行こうか、千反田」
272: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:23:54.08 ID:i9ZekBNR0
える「そろそろお弁当にしましょうか」
摩耶花「さんせーい!」
里志「待ってました!」
273: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:24:47.46 ID:i9ZekBNR0
里志「美味しいなあ! あれもこれもそれも!」
摩耶花「ふくちゃんがっつきすぎ。ちゃんと味わってる?」
千反田がそんな二人を微笑ましそうに見守っている。
274: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:25:33.22 ID:i9ZekBNR0
ちょっと多すぎでは、と思った弁当だったが、四人で見事に完食した。
山道を歩いてみんな腹が減っていたのだろう。
里志「はぁ、食べた食べた……。幸せな気分だ」
275: ◆axh.jP1Twpjg[saga]
2012/09/29(土) 00:26:44.91 ID:i9ZekBNR0
摩耶花「どうしよう、ふくちゃん寝ちゃったよぉ」
奉太郎「寝かせといてやれよ。幸せそうな寝顔だぞ」
摩耶花「うん……」
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