10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:46:11.26 ID:+1h5mk+to
そのまま腕を上げて、お気に入りの腕時計を確認する。
もう事前に言われていた時間だ。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:46:45.81 ID:+1h5mk+to
何をして時間をつぶせばいいんだろう。
誰かに電話でもしようかなぁ。
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2012/09/17(月) 14:47:12.75 ID:+1h5mk+to
ダメダメ。このままだと寝ちゃいそう。
せっかくだから、しっかりお化粧しないと。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:48:31.00 ID:+1h5mk+to
仕事以外では、あまりお化粧はしないんだけど今日はしっかりやろう。
肌に薄くファンデーションを乗せる。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:48:57.24 ID:+1h5mk+to
息を切らせたプロデューサーが事務所に入ってきたのは、
お化粧を終わらせてから三十分後だった。
「ごめん。待った……よな」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:50:01.40 ID:+1h5mk+to
「一人で待ってて、退屈だったろ。
今日は取材と撮影一本ずつだっけ」
「はい」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:50:42.43 ID:+1h5mk+to
「戸締り、完了っと」
プロデューサーが、わざとらしく指さし確認をして歩き出した。
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:51:46.04 ID:+1h5mk+to
それを見てないはずなのに、プロデューサーは背中を揺らしながら言う。
「なんか雪歩って子犬みたいだよな」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:52:32.80 ID:+1h5mk+to
狭い階段を下りて、プロデューサーの隣に並ぶ。
「まだ暑いけど、なんかすっかり秋だなぁ」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:53:14.25 ID:+1h5mk+to
―――
「ここ、なんですか?」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:54:12.59 ID:+1h5mk+to
「なんか、ごめんな」
明るいロビーの中で、申し訳なさそうな顔を浮かべながらプロデューサーが言った。
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