12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:47:12.75 ID:+1h5mk+to
  
 ダメダメ。このままだと寝ちゃいそう。 
  
 せっかくだから、しっかりお化粧しないと。 
  
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:48:31.00 ID:+1h5mk+to
  
 仕事以外では、あまりお化粧はしないんだけど今日はしっかりやろう。 
  
 肌に薄くファンデーションを乗せる。 
  
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:48:57.24 ID:+1h5mk+to
  
 息を切らせたプロデューサーが事務所に入ってきたのは、 
 お化粧を終わらせてから三十分後だった。 
  
 「ごめん。待った……よな」 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:50:01.40 ID:+1h5mk+to
  
 「一人で待ってて、退屈だったろ。 
 今日は取材と撮影一本ずつだっけ」 
  
 「はい」 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:50:42.43 ID:+1h5mk+to
  
 「戸締り、完了っと」 
  
 プロデューサーが、わざとらしく指さし確認をして歩き出した。 
  
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:51:46.04 ID:+1h5mk+to
  
 それを見てないはずなのに、プロデューサーは背中を揺らしながら言う。 
  
 「なんか雪歩って子犬みたいだよな」 
  
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:52:32.80 ID:+1h5mk+to
  
 狭い階段を下りて、プロデューサーの隣に並ぶ。 
  
 「まだ暑いけど、なんかすっかり秋だなぁ」 
  
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:53:14.25 ID:+1h5mk+to
  
 ――― 
  
 「ここ、なんですか?」 
  
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:54:12.59 ID:+1h5mk+to
  
 「なんか、ごめんな」 
  
 明るいロビーの中で、申し訳なさそうな顔を浮かべながらプロデューサーが言った。 
  
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/17(月) 14:54:43.07 ID:+1h5mk+to
  
 そのままの状態で中へと引きずり込まれる。 
  
 ちょっと前だと、こんなのありえなかっただろうなぁ。 
  
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