39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/01(月) 15:41:30.71 ID:3CykAxJj0
 マテリアルパズルを読んで、>>1は知っているか知らないけどRAVEと相性がいいんじゃないかと思った 
 謎の生物やいきなりのギャグ展開のノリや少年漫画らしいさとか。ジール・ボーイ対レッドが見たい 
  
 とりあえずこのスレに期待! 
40: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/03(水) 13:31:26.31 ID:KNNecZwLo
 平日昼から投下をしてもいい、それが自由というものだ。 
 では、投下行きます。 
41: ◆HvWr2kWl99Dz[sagesaga]
2012/10/03(水) 13:35:25.28 ID:KNNecZwLo
 かくして、魔法少女と魔法使いは連れ立って帰路を辿る。 
 だが、アクアにとってここはまるで見知らぬ地である。当然大人しくいていられるわけもなかった。 
  
 「ねえねえ、マミ。ありゃ何だい!?」 
 遠くに見えるビル街を見て、可愛らしい装いのファンシーショップを見て 
42: ◆HvWr2kWl99Dz[sagesaga]
2012/10/03(水) 13:37:20.93 ID:KNNecZwLo
 「鴻上……プロダクション?」 
 「そ、要するにタレントをプロデュースしてる事務所、ってわけ」 
 その名刺には、確かに鴻上プロダクションという社名に加えて、なにやら男の名前らしいものが書かれていた。 
 けれど今のマミには、それ以上の情報はただの文字の羅列としてしか認識できていなかった。 
 呆然と目を見開いて、名刺と男の顔を交互に眺めるマミの様子に何がしかの手ごたえを得たのか 
43: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/03(水) 13:38:09.88 ID:KNNecZwLo
 「なーにやってんのさ、マミ。そろそろ行くよ」 
 そんな迷いを、アクアの声は容赦なく打ち砕くのだった。 
  
  
  
44: ◆HvWr2kWl99Dz[sagesaga]
2012/10/03(水) 13:39:52.39 ID:KNNecZwLo
 「ちょ、ちょっとアクアさ……アクアっ!一般人相手に魔法を使うなんて……っ!」 
 いくらなんでも、マミにとってそれは見過ごせない。 
 魔法の力は魔女を倒すために使うものであって、一般人相手に振りかざすものではない。 
 どんな理由や事情があるにせよ、許されてはならない事だった。 
  
45: ◆HvWr2kWl99Dz[sagesaga]
2012/10/03(水) 13:40:25.04 ID:KNNecZwLo
 ――今のは君が悪かったと思うよ、アクア。 
 「……わかってるよ、とりあえず今は大人しくしとく」 
 アクアは電柱に背を預け、軽く目を伏せそう呟いた。 
 身の内から湧き上がる、その声に応えるようにして。 
  
46: ◆HvWr2kWl99Dz[sagesaga]
2012/10/03(水) 13:41:41.25 ID:KNNecZwLo
 「やっと着いたわね」 
 その後の道中は比較的穏やかに、といってもどうにも緊迫した空気のままで帰路は進み 
 ようやく二人はマミの家へとたどり着く事ができた。 
  
 「ふぃー、歩き通しで疲れちゃったよ。勝手に邪魔させてもらうよー」 
47: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/10/03(水) 13:43:10.13 ID:KNNecZwLo
 「ん、じゃあそうしようか。……まずは、あたしの質問に今度こそ答えてもらうよ」 
  
 「答えられるところといえば、これくらいね」 
 先のアクアの質問を思い出しながら、マミは静かに口を開いた。 
 人の世に災いと絶望をもたらす存在であり、結界に潜み、今尚多くの人の命を脅かしている存在である、魔女。 
48: ◆HvWr2kWl99Dz[sagesaga]
2012/10/03(水) 13:44:29.59 ID:KNNecZwLo
 「それがあれば、何も知らない小娘でも魔法が使える。そーゆーことかい」 
 アクアは一瞬目を見開いて、ソウルジェムを睨み付けた。 
 「誰でもって訳じゃないわ、あくまで素質のある少女だけ。 
  でも確かに、逆に言えば素質さえあれば誰でも、キュゥべえと契約して魔法少女になることが出来る」 
 「……なるほど、ますます気に食わないね」 
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