過去ログ - 極悪人「レイプしてやろうか?」 お嬢様「ええっ!?」
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◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2012/11/17(土) 22:47:38.73 ID:UqiFV4rJ0
悪党の技を学んでいる最中の頃だった。
鍛錬を続けていた若い俺とリリアンの前で、師匠は俺たちにそれぞれ短刀サイズぐらいの木刀を渡した。
そして静かに告げた、“殺し合いを見せてみろ”と。
木刀で切られたら敗北という単純ルールでの試合だった。
青あざ位は出来るかもしれないな、と俺とリリアンは顔を合わせた。
以下略
39
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/11/18(日) 20:21:30.40 ID:/HHP66WIO
おつ
40
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2012/11/20(火) 20:47:29.79 ID:yTZ3I3cu0
雨は一向に止む気配を見せなかった。
遠くまで続く、灰色の雨雲は、澄み渡る青空を覗かせることなく、延々と広がり続けている。
「・・・すぅ・・・」
以下略
41
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/12/02(日) 06:50:42.82 ID:lvxQmK70o
乙
42
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2012/12/05(水) 07:12:09.80 ID:EUevemse0
たまーにクライドからリリアンに視点が変わるんだよなぁ・・・
“シャリィーン・・・”
以下略
43
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2012/12/17(月) 14:12:36.24 ID:bgB6RRMB0
私は躊躇いなく短剣を突きの構えで振った。
小ぶりな銀の軌跡が、蝋燭の火で反射し、描かれる。
鋭く必殺の一撃。
「ッ!」
以下略
44
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2012/12/17(月) 14:13:04.56 ID:bgB6RRMB0
「はっ!」
その瞬間には、私の腕が嘶く馬が駆けるように速く動いていた。
服が裂ける。
短剣越しに、相手を切り裂いた感覚が残る、だが致命傷ではない。
以下略
45
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2012/12/17(月) 14:15:39.02 ID:bgB6RRMB0
灰色の雨天の空は更に暗く染まりつつある。
太陽が沈みつつあるのだろう。
(死体を始末しなければ)
以下略
46
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2012/12/26(水) 09:00:03.11 ID:Ntaqt7V/0
(まさか殺してしまうとはな・・・)
俺は湧き出る焦燥感を完全には隠せなかった。
彼女、「ベレンガリア」を殺したのはやむを得なかったこと。
アドルファーティ王に“殺すな”と言われていたわけでもない。
以下略
47
:
◆2Ru5HhxpIY
[saga]
2012/12/26(水) 09:01:27.66 ID:Ntaqt7V/0
―数ヶ月前
俺は仕事を探し、月に数回程度開かれる奴隷市場に来ていた。
絶望に染まり光のない目でこちらを見つめる者、ここから出せと阿鼻叫喚する者もいる。
いつ来ても賑やかな場所だ。
以下略
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