過去ログ - 少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
1- 20
907:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:35:58.64 ID:CgQnpWSV0
「起動……起動させなきゃ。起動させなきゃ……」

顔の脇についている丸いスイッチを回転させる。

それは金庫のダイヤルのようになっていた。
以下略



908:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:36:33.05 ID:CgQnpWSV0
「核……見つけた……! この中だ!」

理緒はモニターに手を突っ込んで、
水面のように手を飲み込んだそこから、中核を抜き出した。

以下略



909:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:38:28.73 ID:CgQnpWSV0
日本刀を手放し、一貴は悠々と理緒に向かって歩いてきた。

岬が、日本刀を手で掴んで抜こうとしている汀に
ショットガンの銃口を向ける。

以下略



910:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:39:20.90 ID:CgQnpWSV0
圭介がマイクの奥で大声を上げる。

そのヘッドセットを踏み潰し、一貴は震えている理緒の前で、
血まみれの姿でしゃがみこんだ。

以下略



911:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:39:57.08 ID:CgQnpWSV0
頷いて一貴は、壁に縫いとめられた汀の前でおろおろしている
小白に目を止め、そして視線を、
頬を押さえて呆然としている理緒に向けた。

「殴られるのは初めて?」
以下略



912:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:40:32.54 ID:CgQnpWSV0
「どうして汀ちゃんを……」

「まだ殺してない。一時的に黙らせただけさ」

心臓をいとおしむように手でもてあそんで、
以下略



913:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:44:54.29 ID:CgQnpWSV0
「あ……」

拾おうとした一貴に体ごとぶつかり、
理緒は心臓を拾ってゴロゴロと地面を転がった。

以下略



914:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:46:05.15 ID:CgQnpWSV0


肩を抱いて震えている理緒に近づき、
圭介は彼女に温かいココアの缶を渡した。

以下略



915:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:46:57.73 ID:CgQnpWSV0
「高畑先生はどうしてそうなんですか……
汀ちゃんが、夢の中で殺されちゃったんですよ……」

理緒の言葉には覇気がない。

以下略



916:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:48:27.05 ID:CgQnpWSV0
「起き上がって大丈夫なんですか?
とっても心配したんですよ……!」

「もう大丈夫だ。多少声がかすれているがね……」

以下略



917:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/10/25(木) 17:49:27.75 ID:CgQnpWSV0
「この……外道め……!」

大河内が看護士を振り払い、圭介の頬に拳を叩き込んだ。

そして激しく咳をして床に崩れ落ちる。
以下略



953Res/544.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice