過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
1- 20
918:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 02:56:49.45 ID:abYTtK5o0
女魔法使い「先生、どうです? 私も、戦えますよ。先生の教えてくれた魔法で、私から全てを奪ったエルフを殺しましたよ」

 嬉しそうに語る女魔法使い。褒めて欲しくて仕方がないといった様子だ。男に対してのみ純真無垢な少女のその行動を、彼女を拾い、身を守るためと言って教えた魔法で成し得た成果を全ての責任を持つと己に誓った彼が否定するわけにも行かなかった。
 それが、どれだけ歪んでいて、間違っていることだとしても……。

以下略



919:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 02:57:42.24 ID:abYTtK5o0
今日はここまでで。明日も続きを書けるようなら書きます。


920:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/21(金) 03:00:34.71 ID:EQPQHhQ80

SAOに展開が似てる気がする



921:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 22:46:16.35 ID:abYTtK5o0
>>920
ありがとうございます。
SAOに似てますかね? まあ、あれはネット小説から生まれた有名作の一つですし、無意識のうちに影響を受けてるかもしれないですね。


922:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 22:59:19.01 ID:abYTtK5o0
 エルフとの戦いを勝利で終えた人間側はその夜、一時的とは言え彼らを完全に退けたことを祝福し、小さな宴を開いていた。
 酒場に集まる人々の表情は笑顔に満ちており、そんな中今回の戦いを勝利に導いた立役者でもある男たち一同は西方の兵士たちに絡まれていた。
 お礼の言葉を述べ、酒を勧めるものや、酔った勢いでセクハラをしようとするもの。だが、この手の者たちの対処はみんなわかっているのか程ほどにあしらい、時にその流れに身を任せていた。
 もっとも、こんな雰囲気に慣れていない女魔法使いだけはオロオロとしていたが……。
 そんな中、男は一人基地の酒場を離れ、この基地の司令官の元に向かっていた。それは、男たち一同の身分を明かすためと、今後この基地を拠点として情報を収集する許可を得るためであった。
以下略



923:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 22:59:48.50 ID:abYTtK5o0
男「まずは、今回の件について謝罪を。我々は北方軍の一員でして、エルフたちの動向を調べる偵察任務のためここしばらく各地を見て回っておりました。
 その際こちらで軍とエルフが戦闘を行っているのを発見し、しばらく状況を見守っていたのですが、エルフたちの勢いがやや軍を優っているように思えて誠に勝手だと思ったのですが手を出させていただきました。
 もちろん、西方の軍が弱いというわけではありません。ただ、追い詰められた奴らの力は侮れるものではなかったため微力とはいえお力添えになればと思い、行動をとらせていただいた次第であります」

 なるべく、西方軍の顔を崩すことないよう言葉を選んで発言する男。本来であれば彼らはこの戦いにおける部外者である。
以下略



924:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 23:00:37.62 ID:abYTtK5o0
男「そう言っていただけると非常にありがたいです。出過ぎた真似をしでかしたと、事を起こしてから後悔していたもので」

西方司令官「ハッハッハ! それはまた大したものだ。普通のものならそもそも事を起こそうだなんて思わないものだからね」

男「何分未熟者でして、どうしても思慮が浅くなってしまいがちで……・」
以下略



925:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 23:01:31.00 ID:abYTtK5o0
西方司令官「ふむ、それならばちょうどいい。君たちは残りの期間我々の指揮下に入りエルフたちの情報探索をするといい。
 なに、君たちほどの腕ならば少数で危険地帯の情報を探ったとしても無事に切り抜けるだろう。先の戦闘での実績を考えればそれくらい容易いだろう?」

男「……は?」

以下略



926:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/21(金) 23:30:40.65 ID:B0EBnCHko
自分で下手打って逆ギレしてないか?


927:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/21(金) 23:35:13.57 ID:abYTtK5o0
>>926
自分で下手をうったのにも怒っていますが同じ軍だというのに自分たちの利益を優先し、男一隊のみんなの命を軽んじていることに起こっているということになります。


1002Res/678.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice