過去ログ - 【オリジナル】魔導機人戦姫 第34話〜【なのかもしれない】
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/03(月) 20:30:14.43 ID:uc/YTnbAo
ナナシ「ナハト、レーゲン、ネーベル。同時攻撃」

機人魔導兵・藍&青&紫『Yes,Sir!』

ナナシの指示で藍色、青、紫の三体が三方向からクリスを取り囲む。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/03(月) 20:30:46.77 ID:uc/YTnbAo
ナナシ「……見た所、君の魔力特性は対物操作に特化している。
    もっと魔力の出力を上げていたら完全な防御も出来ていたハズだ。
    どうして本気を出さないんだい?」

ナナシが不思議そうにその言葉を紡ぐと、クリスはビクリと肩を震わせる。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/03(月) 20:31:19.56 ID:uc/YTnbAo
クリス「だって……誰かを傷つけるのは、怖いよ……」

ナナシ「君は明らかに矛盾している」

絞り出すようなクリスの言葉に、ナナシはストレートな所見を述べた。
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/03(月) 20:31:51.84 ID:uc/YTnbAo
一方、カナデの居室では、穂先の砕けた十字槍を杖代わりに奏が立ち上がっていた。

クリス『お母さん、何処なの!?』

モニターの向こうでは、クリスが俯けていた顔を驚いたように上げ、
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/03(月) 20:32:19.51 ID:uc/YTnbAo
その声は、クレーストの開いてくれた回線を通して、クリスの元にも伝わっていた。

奏『戦う理由も、戦う意味もみんな一つじゃない。

  名誉のために戦う人がいてもいい。
以下略



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2012/12/03(月) 20:33:02.98 ID:uc/YTnbAo
クリスの想像通り、奏は身体の痛みを押して微笑んでいた。

対して、カナデは俯き、ワナワナと身体を震わせている。

奏「お母さんはね……クリスが笑顔でいてくれる事が嬉しいんだ」
以下略



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2012/12/03(月) 20:33:41.46 ID:uc/YTnbAo
クリスは立ち上がり、ボロボロになった魔導装甲を再展開する。

クリス「この子は……私を助けようとしてくれた……。
    敵であるハズの私を……助ける必要のない私を」

以下略



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2012/12/03(月) 20:34:22.98 ID:uc/YTnbAo
カナデ『そんな戯れ言に耳を貸してんじゃないわよっ!
    殺せって言ったんだから、早く殺しなさい、01!』

ナナシ「カナデ様……」

以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/03(月) 20:34:50.94 ID:uc/YTnbAo
クリス「クライノート……、
    セーフティーリミッター、リリース!」

クライノート<クリス……了解しました!>

以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/03(月) 20:35:22.56 ID:uc/YTnbAo
クリス「私は今まで通り、あなたを攻撃しない……」

クリスは両腕を広げ、さらに続ける。

クリス「だからあなたの攻撃も、全て受け止める!
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/12/03(月) 20:35:48.80 ID:uc/YTnbAo
ナナシ「ま、まさか……」

クリス「多分、そのまかさだよ……。

    この魔法は、今までの障壁と違ってただの防御障壁じゃない……。
以下略



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