過去ログ - とあるカッパと黄泉川家
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/06(木) 21:48:11.29 ID:E7FR2Dvu0

ここは奈良県吉野のとある山奥だ。『私』は二人と三匹で、今日もカッパの泉へと足を運んでいる。
人間はわたしと坂本さん。三匹というのは、我が家の仔ガッパ、かっくん、キューちゃん、かぁたん、である。

齢二十一にもなる老ガッパ・カーサンは、魂を吸い取られるといって、このカッパの泉を避けているので、農作業をしている母とお留守番だ。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/06(木) 21:51:02.10 ID:E7FR2Dvu0

「ほぉ〜らやめろー。イイコにはきゅうりあげるぞ。カッパ水(天然水のキュウリ漬)もあるよ〜」

やはりきゅうりは偉大だ。腰まで浸かりながら、リュックの中のおやつを見せると、
仔ガッパ達は一斉に私に跳びついてきやがった。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/06(木) 21:53:26.65 ID:E7FR2Dvu0

遠い遠い、時代さえも違うどこかで、いたいけな仔ガッパが飼い主に踏まれて目を回した頃……

「ふっふーん!ってミサカはミサカはスキップしてみたり! 番外個体はスキップできるー?」
「出来るけどやんないよ。卵が割れるっつーの。最終信号が代わりに怒られてくれるなら披露してもいいかな」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/06(木) 21:56:44.18 ID:E7FR2Dvu0

「キューン……」
「つんつんつん、ってミサカはミサカは謎の桃太郎ならぬリュック太郎を棒きれでつついてみる。生きてる? ねぇコレ生きてる!? ゲコ太!!?」

大人が一抱えもする大きくて古臭いカーキ色のリュックサックと、緑色のぬいぐるみが水際に落ちている。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/06(木) 21:59:47.96 ID:E7FR2Dvu0

次回へ続く

変なモノとのクロスを始めてしまった……



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/06(木) 22:00:16.12 ID:te1bRHbm0
一方さんにでれるヘラクレス…
あのカッパ軟弱体型好きだったよーな 


8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/06(木) 22:16:14.28 ID:b9m+j/x0o
ほのぼの一方陣営は好きだ

期待


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/07(金) 07:44:53.81 ID:XWo6WL6ho
期待


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/07(金) 22:36:27.16 ID:tiQLfAAz0
>>7 ヘラクレスはどっちかというと、子供好きだから打ち止めにデレるかも
そしたら「こら! そンなのと遊ンじゃいけませン!」ってママセラレータ必死になる

続きいきます


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/07(金) 22:40:32.47 ID:tiQLfAAz0

リビングにて、芳川桔梗は足を組み、腕も組み、指先を顎に当てて珍客を眺めていた。
子供達がお使いから帰って来たら、リストには無かった物が混ざっているのでそれを観察している。

「この生き物は一体何なのかしら?」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/07(金) 22:46:03.12 ID:tiQLfAAz0

「お? 底の方にきゅうりがあンぞ」

一方通行がきゅうりを手にした途端、打ち止めの元からカッパが駆け寄ってきた。

以下略



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