過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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9: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/01/04(金) 20:56:56.34 ID:yAr9XARu0
『ホムラちゃん』と再会したのは翌日の、だいぶ日が高くなってからだった。真っ黒な髪にエンジェルリングが映える。やや暗めではあるが凛とした表情。スラリとした手足とスタイルは見間違えようがない。暇なネミッサにとっては格好のおもちゃであり、自分の望みを叶えるためのきっかけであった。警戒させないよう、わざと視界に入るように近寄り声をかける。

「こんにちは、ホムラちゃん」

ほむらのほうも目があった瞬間はさすがに驚いたようだが、日中街中で拳銃を向けるような真似はしない。陰鬱な表情を見せるとさっさと立ち去ろうとした。もちろんこれは合流するつもりがほとんどなかったからなのだが、ネミッサはしっかりと探し当ててしまった。
以下略



10: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/01/04(金) 20:57:32.47 ID:yAr9XARu0
ほむらの話とネミッサの知識を混ぜると、『魔女』と『悪魔』の特徴がはっきりする。
悪魔は個体差があるが、基本的には人間のそれを凌駕する知恵をもち、自我がある。そのため、ある程度人間との交渉が可能である。人の魂を捕食することがあるが、高位の悪魔になると「信仰」という方法で力を蓄える事も可能で、一般にこちらは「神」と呼ばれる存在とされる。
魔女は個体差が異常に大きく、知識や人格などが確認できない。気ままに生き、気ままに人間を捕食する。「魔女の口づけ」という刻印を人間に付け操り、自分の結界内にその哀れな犠牲者を誘い込む。魔女は使い魔を産み、それがまた人間を襲う。使い魔は4〜5人ほど犠牲者を捕食すると自分を生んだ魔女と同じ姿、能力を持つように成長する。
人の魂を捕食する点としては同じだが、一番大きく異なる点は生まれ、だろうか。
悪魔は概ね魔界などと言われる人間界とは異なる世界で生まれる。そのため、人間界に来て留まるには非常に大きなエネルギーを必要とする。『召喚』であれば召喚をする人間がエネルギーを用意するため、比較的楽に人間界に来ることが出来る。だが高位の悪魔になればなるほど膨大なエネルギーを必要とするため、ほとんど来ることがない、あるいはできない。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/04(金) 21:05:32.99 ID:g7BVZnyIO
続けて、どうぞ。3DS版をやったから
脳内でフルボイスだw
スプーキーズの登場に期待。


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/04(金) 21:20:48.21 ID:NkPC+dFfo
ハッカーズはメガテン側で始めてやったな


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/04(金) 21:51:49.18 ID:XmpW6g2mo
サマナーに違和感を覚えたのは自分だけじゃないはず
続けて、どうぞ


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/04(金) 22:12:39.32 ID:o9PMx2ovo
乙でした。
続きを楽しみにお待ちしています。

このネミッサはセクシーっぽいけど、どこまで行ったのかな?
蝿の王? キョウジ? それとも戦艦斬り達成済かな?


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/04(金) 22:37:25.07 ID:NNqXxQGio
>>1を見て例のコピペを思い浮かべたのは俺だけではなかったようだ


16: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/01/04(金) 23:00:48.63 ID:yAr9XARu0
ほむらが歩く後ろを、頭半分は高いネミッサがついていく。どんどんと人通りの少ない方にすすんでいるようだ。無口で前方を歩く黒髪を、ネミッサはぼんやりと見つめながらついていった。正統派すぎるその髪質が光沢を放っている。戦塵にまみれている様子がないのが、なんとも羨ましい。

(あれ? 完全にストレートってわけじゃないのね)

先を歩くほむらの腰まで伸びた後ろ髪が左右に分かれていた事に気づいた。何かこの無愛想な少女の隠れた茶目っ気のように感じられる。正面から見ると凛とした歩きなのだが、後ろの左右にはねた後ろ髪がピョコピョコ揺れてなんとも可愛らしい。
以下略



17: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/01/04(金) 23:01:45.43 ID:yAr9XARu0
ほむらが歩く後ろを、頭半分は高いネミッサがついていく。どんどんと人通りの少ない方にすすんでいるようだ。無口で前方を歩く黒髪を、ネミッサはぼんやりと見つめながらついていった。正統派すぎるその髪質が光沢を放っている。戦塵にまみれている様子がないのが、なんとも羨ましい。

(あれ? 完全にストレートってわけじゃないのね)

先を歩くほむらの腰まで伸びた後ろ髪が左右に分かれていた事に気づいた。何かこの無愛想な少女の隠れた茶目っ気のように感じられる。正面から見ると凛とした歩きなのだが、後ろの左右にはねた後ろ髪がピョコピョコ揺れてなんとも可愛らしい。
以下略



18: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/01/04(金) 23:02:40.72 ID:yAr9XARu0
不安定な結界を抜け、二人は先程と同じ所に戻ってきた。結界内をいくら歩きまわっても出口は同じというあたり、異界化に似ている。
ほむらは落雷の轟音でおかしくなった耳は治ったのだろう。いつもと変わらぬ風情で髪をかきあげる。その仕草すら様になっているのがネミッサにはなんとも憎らしい。本当にこの子は中学生なのだろうか。

「ま、こんなもんね。でも魔女ってのはもっと強いんでしょ?」

以下略



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