過去ログ - 勇者「この世界を救う価値があるのか……?」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:37:14.75 ID:D714+SWZo
そんな魔王の言葉に勇者も不敵に微笑み、こう答える。
「魔王よ……一つ問いたい」
男性とも女性とも取れるような、そんな中世的な声でそう紡ぐ。
彼――いや彼女だろうか、しかし本当のことは誰にもわからないので
勇者と呼んでおこう。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:45:59.72 ID:D714+SWZo

「いやお前勇者ちゃうんかい。勇者がそんなこと言ってどうすんねん」

魔王はおもわず突っ込んだ。突っ込んでしまった。
だがしかしそれも仕方のない事であった。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:53:33.17 ID:D714+SWZo

「答えてくれ魔王……私には本当に世界を救う価値があるのか、もうわからないんだ……」

「いや、そんなん言われましてもね? ワイ魔王ですし」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 06:00:56.12 ID:D714+SWZo

「そんなもんお前、仲間とかと相談してからこいや。何で最終決戦になって言うん? たるんでるんとちゃうんけ」

「仲間……仲間か……フッ」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 06:12:53.46 ID:D714+SWZo

「酒場で知り合った戦士は、旅が始まって最初の晩、
 いきなり私の皮の服をむしり取り、襲い掛かってきた」

「勇者相手に!?」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 06:23:32.21 ID:D714+SWZo
「まぁ、そのころには私は自分の特性――
 殺した魔物の力を吸収するというこの生まれついての特性で
 格段に強くなっていたから、一人でもなんとかなったのだがね」

いわゆる一つの経験値というやつだろうか。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 06:35:00.44 ID:pAAum2dGo
スレタイから漂うミスト・レックス臭


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 06:35:27.61 ID:D714+SWZo

「やがて食事にも謎の混入物が増え、殺気を感じるようになった。
 パーティーを解散しようというと、隠し持っていたらしい短剣を取り出し
 私に向かって突きつけてきた。猛毒の短剣だったよ……」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 06:41:27.24 ID:D714+SWZo

「僧侶――彼女は本当にいい人だった。
 時に私を勇気づけ、時に私を慰め、時に私を慈しんでくれた。
 私にとっては彼女こそが女神だと思えたね」

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 06:53:17.05 ID:D714+SWZo

「魔王、お前の幼馴染だったんだよ」

「…………ハ?」

以下略



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