過去ログ - かずみ「from Connect to Luminous」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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2013/01/21(月) 21:26:30.61 ID:OVaDDECAO
赤リボンの人かな
乙でした
20
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2013/01/26(土) 22:32:45.53 ID:rV1mNpfso
最初に感じたのは、うすら寒さだった。
次に覚えたのが、心の中にぽっかりと大きな穴が空いてしまったような寂しく心細い感覚だ。
現象を喩えるならそれは欠落であり紛失であり何よりも喪失に近く。
状態を喩えるならそれは空白であり空疎であり何よりも空虚に近い。
以下略
21
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2013/01/26(土) 22:33:32.45 ID:rV1mNpfso
● ● ●
遡ること、およそ十時間。
以下略
22
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2013/01/26(土) 22:34:10.68 ID:rV1mNpfso
そして、かずみはあっという間に皿に盛られたビーフストロガノフを平らげて見せた。
胃に収められたビーフストロガノフとコーヒーは大変満足の行く味だった。
どうやらコーヒーには豆の段階でバターを馴染ませているらしく、バターの味とまろみが微かに伝わってきていた。
だからと言ってコーヒーの香りや味が負けるわけではなく、きっと豆を厳選しているか、絶妙な塩梅なのだろう。
以下略
23
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2013/01/26(土) 22:34:47.08 ID:rV1mNpfso
すると今度は男性が尋ねてきた。
「……お前はどうしてあんな時間に素っ裸でいたんだ? 名前は?」
以下略
24
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2013/01/26(土) 22:35:13.03 ID:rV1mNpfso
返答の変わりに、長い沈黙がやって来た。
目の前の男性はかずみの言葉を信じるべきか否かで悩んでいるように見える。
しかし、一笑に付すつもりはないのだろう。
新しく注いだコーヒーを手に取ってはいるが真剣な眼差しはかずみに向けられたままだった。
以下略
25
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2013/01/26(土) 22:35:39.89 ID:rV1mNpfso
立花は右足を前に出した状態で足を止めると数秒間その場に立ち尽くした。
やがて踵を戻し、先ほどまでとなんら変わらない仏頂面のまま言葉を返す。
「気にするな」
以下略
26
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2013/01/26(土) 22:36:06.63 ID:rV1mNpfso
● ● ●
「まったくもう、心配したんだぞぉかずみ!」
以下略
27
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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2013/01/26(土) 22:36:46.48 ID:rV1mNpfso
街頭の光と光の間で、カオルが不機嫌そうに言った。
山吹色の瞳がすぐ目の前に広がる暗がりを凝視している。
それを見て、かずみは違和感に気付いた。
以下略
28
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/01/26(土) 22:37:56.94 ID:rV1mNpfso
>>27
失礼、こちらです
以下略
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