過去ログ - かずみ「from Connect to Luminous」
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2013/01/26(土) 22:34:10.68 ID:rV1mNpfso
そして、かずみはあっという間に皿に盛られたビーフストロガノフを平らげて見せた。
胃に収められたビーフストロガノフとコーヒーは大変満足の行く味だった。
どうやらコーヒーには豆の段階でバターを馴染ませているらしく、バターの味とまろみが微かに伝わってきていた。
だからと言ってコーヒーの香りや味が負けるわけではなく、きっと豆を厳選しているか、絶妙な塩梅なのだろう。
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2013/01/26(土) 22:34:47.08 ID:rV1mNpfso
すると今度は男性が尋ねてきた。
「……お前はどうしてあんな時間に素っ裸でいたんだ? 名前は?」
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2013/01/26(土) 22:35:13.03 ID:rV1mNpfso
返答の変わりに、長い沈黙がやって来た。
目の前の男性はかずみの言葉を信じるべきか否かで悩んでいるように見える。
しかし、一笑に付すつもりはないのだろう。
新しく注いだコーヒーを手に取ってはいるが真剣な眼差しはかずみに向けられたままだった。
以下略
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2013/01/26(土) 22:35:39.89 ID:rV1mNpfso
立花は右足を前に出した状態で足を止めると数秒間その場に立ち尽くした。
やがて踵を戻し、先ほどまでとなんら変わらない仏頂面のまま言葉を返す。
「気にするな」
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26
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2013/01/26(土) 22:36:06.63 ID:rV1mNpfso
● ● ●
「まったくもう、心配したんだぞぉかずみ!」
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27
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2013/01/26(土) 22:36:46.48 ID:rV1mNpfso
街頭の光と光の間で、カオルが不機嫌そうに言った。
山吹色の瞳がすぐ目の前に広がる暗がりを凝視している。
それを見て、かずみは違和感に気付いた。
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28
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2013/01/26(土) 22:37:56.94 ID:rV1mNpfso
>>27
失礼、こちらです
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2013/01/26(土) 22:38:40.28 ID:rV1mNpfso
「……あーあ、厄介なのに見つかったな」
「え?」
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2013/01/26(土) 22:39:38.33 ID:rV1mNpfso
瞬間、言葉に出来ない異様な感覚が全身を包み込んだ。
それはぬるいお湯の中に身体を投げ出すのに似ているかもしれない。
と言っても、かずみにはお湯に身体を投げ出した記憶はない。
脳に残る知識としての記憶と脳から失われた物語としての記憶が生み出す矛盾だ。
以下略
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2013/01/26(土) 22:40:13.87 ID:rV1mNpfso
すうっと深呼吸。
「つまり、わたしたちは正義の味方であれは悪の怪物ってこと?」
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2013/01/26(土) 22:40:43.43 ID:rV1mNpfso
それに気付いた"ナニカ"がふたたび手のひらを、しかし今度は宙へ向けて構えた。
カオルはそれを見ても笑顔を崩すことなくその場で屈むように膝を折り曲げ、両手を後ろに引く。
そしてそのまま両の手のひらを自分の後頭部へ向けて押し出した。
両手が輝き、同時に空間が叩かれ、反動でカオルの身体が震える。
以下略
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