2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/06(水) 22:32:50.53 ID:lqWbdXMg0
東京都西部には、230万人ものひとが居住している巨大超能力養成機関・学園都市が広がっている。
同都市の人口の約八割が「学生」で、彼らは大なり小なり「超能力」を有していた。
能力の強弱による区分によって行われる学生のランク付け。
最弱のレベル0から、たった一人で軍隊と戦闘する事すら可能とされる最強のレベル5までの6段階。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/06(水) 22:41:36.72 ID:lqWbdXMg0
「おはよう。もう8時半だ、ねぼすけ。寝坊は良くないじゃんよ」
洗顔をしよう、と洗面台のある脱衣所のドアを開けると、タイミングよく居候先の家主と鉢合わせ。
意外に手入れのされているキレイな黒髪をビシッと後頭部の低い位置で束ね、愛用の緑色のジャージに身を包んだ黄泉川愛穂は、
呆れた顔で寝坊常習犯に声をかけた。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/06(水) 22:59:41.66 ID:lqWbdXMg0
なんとなく「自分が守られる存在なのだ」と言われているようで、つい頬が弛みそうになる。
寝起きの気だるさや苛立ちは何所へやら。
すっと、心の底から消えうせていく。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/02/06(水) 23:14:11.57 ID:lqWbdXMg0
ミサカネットワークは深夜でも動きっぱなしだ。睡眠時、妹達たちの理性はほぼ完全に消え失せる。
感情だけが渦巻く情報網の海に身を投げ出すのは、今になってもしんどい作業だ。
悪性の感情を優先して拾い上げる性能付でも、一度に処理できる量には限界がある。
感情の芽がようやく顔を出したばかりの妹達だ。
6:投下終了。[saga sage]
2013/02/06(水) 23:32:25.68 ID:lqWbdXMg0
くだらない。たった五文字で吐き捨てることは実に容易い。
所詮は息をする人形の身。非現実的な夢を胸に抱く個体が愚かなだけと見切りをつけ、
まあ「残念だったね☆」と一声かけてみてもいいか、と暇つぶしも兼ねて様子見をする。
それが、今まであれば、『らしい』と言われる行動だったように思える。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/07(木) 01:36:17.08 ID:C30LFSPDO
期待
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/07(木) 02:08:44.28 ID:6bQd/3KSO
乙期待
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/07(木) 04:31:33.89 ID:NpLAMoHy0
乙期待乙
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/08(金) 12:17:58.56 ID:Ehc93PMXo
乙
久しぶりの番外通行スレだな
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/11(月) 01:19:17.35 ID:Dx2jkJ800
乙 俺得きたwww
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/21(木) 00:43:37.61 ID:tQF0wtHNo
まだかな
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