過去ログ - ネミッサ「デビルサマナー鹿目まどか 対 魔法少女鹿目杏子」まどか「戦うの?」
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281: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:03:52.97 ID:Vc5e54U90

結婚式の数月前。ネミッサは彼、新郎に呼ばれた。指定されたカフェに
行くと、その彼はにこやかに出迎えた。彼は新婦のマミと同じくらい
ネミッサと付き合いが長い。むしろマミが知り合った日、真っ先に
彼女に紹介したくらいだからだ。マミは当時を振り返り言う。
以下略



282: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:07:36.85 ID:Vc5e54U90

半ば自棄になった彼が最初に行おうとしたことは、ケーキのドカ食い
だった。元々甘いもの好きの彼ではあったが、選手としての体重制限の
ため、思うままに甘いものを食べることができなかった。

以下略



283: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:11:12.16 ID:Vc5e54U90

マミも真面目で勤勉、そして格闘家とは思えぬほど優しい性格の彼に
ゆっくり、ゆっくり魅かれていった。このころのかなり早い時期に
ネミッサにも紹介した。その時点ですでにマミの中で気になる存在に
なっていたのだろう。
以下略



284: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:13:56.47 ID:Vc5e54U90

話を聞いたネミッサはにやっと笑った。そして、嬉しくて仕方ない
という顔をした。非常に明るい声で返事をする。

「いいわよ、協力するわ! むしろやらせて!」
以下略



285: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:16:55.48 ID:Vc5e54U90

そうして喜び勇んで立ち去るネミッサを、五人は唖然として、しかし
とても嬉しそうに見送った。

「新婦は大変素敵なご友人をお持ちですね」
以下略



286: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:18:53.61 ID:Vc5e54U90

どこにでもあるというわけではないが、ホテル内のチャペルのそばには
隠れ家がある。新婦の控室がチャペルから遠い場合に使う。新婦は
そこに先に隠れ、その姿を親戚友人たちに見せないようにするための
部屋だ。
以下略



287: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:20:42.46 ID:Vc5e54U90

――きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!――

チャペルに響く新婦の悲鳴に色めき立った参列者たちに、進行役の
スタッフが説明する。あの時、魔法少女たちにドレスの試着をお願い
以下略



288: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:23:26.64 ID:Vc5e54U90

半ば呆然としたまま歩く新婦に上手く合わせていたのはモーニング姿の
ネミッサ。
ぶっつけ本番のはずなのに、小器用に歩幅を合わせる二人。それは長年
一緒に暮らした二人だからこその芸当だったのかもしれない。
以下略



289: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:26:19.89 ID:Vc5e54U90

バージンロードの中央付近で立ち止まる二人。それを迎える新郎。
まず、参列席の新婦父に一礼する。ついでネミッサに一礼。

「ありがとうございます。大成功ですね」
以下略



290: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/05(日) 22:28:02.95 ID:Vc5e54U90

式は滞りなく進む。終始涙に濡れる新婦ではあったが、誓いの言葉は
とても素直に言えた。ネミッサが後ろで見守ってくれている以上、
失敗なんかできない。それに見守ってくれているときは、必ず上手く
いった。そういう自信があった。
以下略



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