過去ログ - ビッチ・2
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114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/13(水) 00:33:12.46 ID:5uyHH2Ago



115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/13(水) 15:50:39.72 ID:t7vCE4o6o



116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/13(水) 20:22:50.26 ID:gdF8rTwto



117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/17(日) 00:25:40.67 ID:bWGm8aPso

 やがて意識が覚醒した。フラッシュバックのときのような大袈裟な発汗や頭痛などは感
じない。そして奈緒は戸惑いながらも僕を冷静に見ているだけのようだ。明日香が自分を
見失ったときの僕を抱きしめてくれたような素振りはない。

以下略



118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/17(日) 00:26:12.93 ID:bWGm8aPso

 奈緒が吹っ切れたように淡々と喋る様子に僕は何だか嫌な予感がした。

「お兄ちゃん、あたしを嫌いにならないで」

以下略



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/17(日) 00:26:45.46 ID:bWGm8aPso

結局、明日香が正しかったのだ。奈緒は僕を兄だと知って僕と付き合っていたのだから。
ただ、奈緒の言葉を信じるなら、それは僕を苦悩させようという彼女の悪意から起こした
行動ではない。そういう意味では明日香は間違っていたということもできた。今の僕にと
ってどちらの方がより心が休まるかという問題になると、必ずしも奈緒の善意が判明した
以下略



120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/17(日) 00:27:20.78 ID:bWGm8aPso

 もともとマキさんの話とレイナさんという女の人の話を聞きたかったのだけど、そんな
風にいきなり話を変えられても、僕の考えは切り替えることはできない。頭の中で、清楚
で可愛らしい奈緒の口から出るとは思わなかった四文字の単語がぐるぐると渦巻いていた
からだ。
以下略



121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/17(日) 00:28:22.87 ID:bWGm8aPso

「・・・・・・そうだよね。何か恥かしかったから勝手に話を進めちゃったけど、実の妹から愛
の告白なんかされたらお兄ちゃんだって混乱するよね」

「正直に言うとそういうこと」
以下略



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/17(日) 00:29:44.37 ID:bWGm8aPso

 僕はついさっきまでもう揺るがないでいられると思っていた。もう僕には明日香しかい
ない。いや、そういう言い方では明日香には失礼だったろう。もうとか言うべきじゃない。
もともと僕には明日香しかいなかったのだ。明日香の僕への献身的な態度のせいだけじゃ
ない。きっと僕は明日香が僕につらく当たっていたあの頃から、彼女のことが気になって
以下略



123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/17(日) 00:30:14.97 ID:bWGm8aPso

今日は以上です


124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/17(日) 00:30:51.58 ID:4sX4u3gTo



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