過去ログ - 京太郎「もつものと、もたざるもの」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/25(月) 23:52:25.04 ID:t7KGr8eq0
おう、きれいに毛を剃っとけや。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:41:56.13 ID:9wcEPpZZo
すみません遅くなりました! これより投下します。
ちなみに話は全く関係ないですがつい最近まで存在を知らなかった咲日和を読みました。
その結果、>>1の中で池田というか風越メンバーの株がストップ高
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:42:54.63 ID:9wcEPpZZo
「あーあ、9筒切りだったか……」
「それは結果論です」
弱気な発言を即座にたしなめる和。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:44:08.34 ID:9wcEPpZZo
「とりあえず新学期一発目の対局は終わったようじゃな」
1年生4人組の顔を見渡したのち多少もったいぶった感じで言った。
「インターハイも無事に終わって気が抜けたと思うが、じゃからと言ってそれで全てが終わったわけではないぞ」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:45:37.33 ID:9wcEPpZZo
(絶対はない……本当か? 本当そうなのか?)
その内心を知ってか知らずか、まこは京太郎に視線を向け、びしりと指を突きつけた。
「問題はお前じゃな。京太郎」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:47:45.99 ID:9wcEPpZZo
その後、京太郎は4人とかわるがわる打ち続けことごとく叩き潰される時間が続いた。
本日は初日ということで軽めに――とはいえそれなりに打ってはいるのだが――終わったのが京太郎にとっては幸いであった。
今日1日で1か月分は負けたのでは、と思えるほどのすりつぶされっぷりあった。
事務仕事があるというまこを残し4人は校舎を後にした。
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:51:30.07 ID:9wcEPpZZo
「……京ちゃん?」
京太郎の隣を歩いていた咲が立ち止った。京太郎から何か感じたのか、心配そうに顔を覗き込む。
心の内を悟られないように、ごまかすように京太郎は咲に問いかけた
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:53:29.67 ID:9wcEPpZZo
(そうだよな、咲)
(お前には昔からすごい力があって)
(努力すれば報われる)
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:56:06.71 ID:9wcEPpZZo
そんな生活を続けて1か月。決して物覚えのいいほうではなかったが、判断や押し引きは以前よりも優れてきた。
大きな落手を踏むようなことも少なくなってきた。だが、それでも。
「ツモ。ツモメンホンで満ガン。これでぴったりまくりじゃな」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:57:51.89 ID:9wcEPpZZo
「ツモ。三槓子ドラ4で3,100、6,100です」
(で、結局いつものパターンか)
南2局に咲が派手に上がったところで京太郎はひとり心の中で愚痴る。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/26(火) 00:59:48.29 ID:9wcEPpZZo
「ロンッ!」
「えっ?」
勢いのいい発声に思わず驚きの声を漏らす和。
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