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2013/03/04(月) 21:26:35.50 ID:MOE7rIkhP
和「ふぅ・・・」
なんだか気疲れしてしまった。
幽霊の斎藤さんはにこやかな表情で私達を見ている。
執事さんって・・・ムギは本当にお嬢様だったのね。
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2013/03/04(月) 21:27:15.21 ID:MOE7rIkhP
_廊下
紅茶を飲み終えた後、ティーセットの整理を続けているムギを残して帰ることにした。
途中、特徴的なツインテールを見かけた。
あれは確か中野さんだ。最近唯がご執心の。
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2013/03/04(月) 21:28:06.14 ID:MOE7rIkhP
_翌日-生徒会室
生徒会には学校中の厄介事が持ち込まれる。
先生方の生徒に対する要望から、生徒たちの些細な悩みまで。
週に2〜3件くらい必ず何かあるのだ。
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2013/03/04(月) 21:28:54.86 ID:MOE7rIkhP
気になる。
彼女が言っていた悪霊とはこのことかもしれない。
私は生徒会室を出て、演劇部の準備室へ向かった。
ムギに連絡することも考えたが、やめておいた。
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2013/03/04(月) 21:29:49.56 ID:MOE7rIkhP
憂「びっくりさせてごめんね和ちゃん」
和「え、ええ」
憂「和ちゃん今日はもうお仕事終わり? それなら・・・」
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2013/03/04(月) 21:30:20.25 ID:MOE7rIkhP
憂と出会うのは想定外だったけど・・・。
準備室に入る前に帰ってもらえば問題ないはず。
和「あっ、そうそう」
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2013/03/04(月) 21:30:50.34 ID:MOE7rIkhP
和「えっと・・・」
憂「ううん。無理に言わなくていいよ」
和「ごめんなさい」
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2013/03/04(月) 21:31:45.62 ID:MOE7rIkhP
_演劇部-準備室前
和「ついたわ」
憂「・・・」
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2013/03/04(月) 21:32:18.76 ID:MOE7rIkhP
憂「違うなら行かないで」
和「どうしてそんなこと言うの?」
憂「・・・どうしても」
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2013/03/04(月) 21:32:51.23 ID:MOE7rIkhP
憂「それじゃあ、さよなら、和ちゃん!」
和「ええ、さよなら、憂」
私は憂と別れた後、準備室の扉を眺めた。
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2013/03/04(月) 21:33:42.73 ID:MOE7rIkhP
それなら私を止めたことも納得が行く。
そして、あの部屋の中は危険ということになる。
その疑問を憂にぶつけなかったのは理由がある。
憂を巻き込みたくなかったのだ。
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