過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:46:26.19 ID:2VWMQUCT0

螺旋のような、大規模な階段。
1段1段、息も切れて、足がなかなか上がらない。けれど、登ってゆく。
天井まではどこまでも高い。空へと届くかのように。

以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:47:13.26 ID:2VWMQUCT0

「………」

「きみ、か」

以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:47:53.93 ID:2VWMQUCT0

ああ、やはり。やはり彼女は、知ってしまっていた。
当然だ。未来の技術なんてものを、彼女の前に置いたから。
お腹をすかせた人の前に、ごちそうをおくようなものじゃないか。

以下略



54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:48:42.57 ID:2VWMQUCT0

なおも音声は流れ続ける。

『今、過去の私…つまり、君はこう思ってる』

以下略



55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:49:09.55 ID:2VWMQUCT0

『そうして、私はそれを作り上げたが…私の事を快く思わない人間が居た』

『アイドル活動が、お遊びではないか。そう言われた』

以下略



56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:49:54.14 ID:2VWMQUCT0

『今の私…8年後の池袋晶葉は、2度プロデューサーと会っている』

『はじめて会ったのは、8年前…6月10日。つまり、今の君たちの今日』

以下略



57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:50:56.66 ID:2VWMQUCT0

だから。だからだったのか。
俺がちょっと、と言って晶葉の前から離れたとき。

晶葉は俺が出て行ったところを見ている。つまり、経験した。
以下略



58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:51:30.76 ID:2VWMQUCT0

[ 池袋晶葉 side ]

彼は、私の為に過去に来た。
1度失敗した私の答えを見つけるために。
以下略



59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:52:00.20 ID:2VWMQUCT0

[ プロデューサー side ]

『――――答えを見つけるためには、未来を変えなければならない』

以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:52:31.80 ID:2VWMQUCT0

『近くに私が居れば…聞こえない位置まで移動してくれ』

続けて流れだす声。そういえばボイスレコーダーを切っていなかった。
だいぶタイムラグがある。意図的なものだろう。足を引きずりながら、ゆっくりと離れる。
以下略



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