過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:52:00.20 ID:2VWMQUCT0

[ プロデューサー side ]

『――――答えを見つけるためには、未来を変えなければならない』

以下略



60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:52:31.80 ID:2VWMQUCT0

『近くに私が居れば…聞こえない位置まで移動してくれ』

続けて流れだす声。そういえばボイスレコーダーを切っていなかった。
だいぶタイムラグがある。意図的なものだろう。足を引きずりながら、ゆっくりと離れる。
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:53:05.84 ID:2VWMQUCT0

最後?何でそんな事言うんだよ。
言ったじゃないか。俺は晶葉を。

『目が覚めて、そこに違う私が居たとしても、その私をよろしくしてやってくれないか』
以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:53:35.72 ID:2VWMQUCT0

『君が実感する記憶だと、半年もたってはいないだろうけれど』

『私にとってはとても長い夢…真夏の夜の夢のよう、だった』

以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:54:03.28 ID:2VWMQUCT0

もう、音声は流れない。
データの終わりを告げるノイズだけが響く。
だから、だから、目元が赤かったんだ。この音声を、録音したから。

以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:54:29.73 ID:2VWMQUCT0

『…晶葉』

『ごめん』

以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:54:59.15 ID:2VWMQUCT0

晶葉が取り出した1枚のカードキー。
非常用の緊急エレベーターが作動する。

よく考えればそうだ。
以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:55:32.28 ID:2VWMQUCT0

とにかく足が傷んで、何度か膝を折る。
けれど、その度に晶葉が身体を貸してくれる。
ごめん、いいんだ。幾度となく同じやりとりを繰り返す。

以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:56:09.07 ID:2VWMQUCT0

「ああ、だいじょうぶか。もうすぐ河川敷へ着く…階段が近い、気をつけろ」

『ごめん、ありがとう』

以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:56:42.36 ID:2VWMQUCT0

20時14分。河川敷への階段をゆっくりと降りてゆく。

さく、さく。生い茂る草を踏みしめる音だけが、ただ、響く。

以下略



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