83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 23:38:14.24 ID:sFFUNv8Z0
「貴音と、ケンカしちゃったんだ」
何があったのかを雪歩が聞くと、響は少しバツの悪そうに答えた。
「ケンカ、って言っても、自分が一方的に貴音にひどい事言っちゃっただけなんだけどさ」
あはは、と響は力無く笑った。
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 23:39:37.67 ID:sFFUNv8Z0
「961プロの採用オーディションの日ね――」
やがて、落ち着いた響が顔を上げて、再度語りだした。
「貴音、自分のことを助けてくれて――自分のことっていうと、ちょっとアレだけど」
ははは、と響はおかしそうに笑った。
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 23:41:08.49 ID:sFFUNv8Z0
「いやー、貴音には参ったさー。
自分を助けようとして、ズボンを思いっきり引っ張って脱がしちゃうし」
えぇー、と雪歩が驚きながら顔を赤らめた。
「それだけじゃないんだぞ。
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 23:43:08.38 ID:sFFUNv8Z0
0時頃まで席を外します。あと6章ほどあり、5時頃までかかる見込みです。
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/23(土) 23:45:54.63 ID:H869QaA3o
おけ。自分は寝る。起きたら完結してますように。
後でいいんで他に書いたアイマスあったら教えてくれ。読んでみたい。
88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/24(日) 00:03:00.41 ID:KpLa6V6Io
……通してやる必要はないんだぜ?
2ヶ月放置しなけりゃ落ちないわけだし、眠たくなったら寝ればいいさ
89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/24(日) 00:04:07.68 ID:t/9l9TgEo
これはいいものを見つけた
最後まで読ませて頂きます
90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 00:04:15.52 ID:7LnCOhGJ0
【5】
「プロデューサー、ちょっと―――」
律子がそう言って、プロデューサーを社長室の中から手招きした。
91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 00:10:24.37 ID:7LnCOhGJ0
あの日から、アイドル達の仲は回復していた。
今日など、真と響はソファーのそばに立ち、空手談義で盛り上がっている。
響に琉球空手の心得があることを知るや否や、真が拳骨を突き出したのがきっかけだ。
千早や伊織、貴音は、二人が空手の型を披露するのを、雪歩が淹れたお茶を飲みながら楽しそうに眺めていた。
92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 00:16:26.76 ID:7LnCOhGJ0
プロデューサーは「えっ」と間の抜けた声を上げた。
一度、こんな事があったのだと律子は語る。
深夜、ようやく残務を整理し、一人帰宅する準備をしていた所に、事務所の電話が鳴った。
出てみると、いつも使っているレッスンスタジオからだった。
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 00:19:18.95 ID:7LnCOhGJ0
ふと、プロデューサーは近頃の雪歩の様子を思い出した。
例えば、車に乗せて移動する際、いつもは助手席に浅く腰掛けてオドオドしている事の多い彼女だが、最近は違う。
移動先に着き、プロデューサーが起こすまで、グッスリと寝ている事が多くなった。
声を掛けるだけでなく、肩を揺らすまで起きないこともザラだ。
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