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2013/04/01(月) 00:36:49.46 ID:R+37fY28o
幼子が前兆もなしにがばりと顔を上げた。眼球が欠落している。
《もう―――イヤアアアアアアアアアアアアアッッッ!!》
「!」【!】
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2013/04/01(月) 00:42:26.33 ID:R+37fY28o
マスケット銃を取り落とし、マミが頭を抱えて倒れる。
「いやっ! やめてぇ! こんな、こんなの見せないでッ!」
マミの脳内にはあらゆる魔法少女の末路が注ぎ込まれているのだ。
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2013/04/01(月) 00:45:44.85 ID:R+37fY28o
「くそッなんだこの化け物!」
杏子が円環の理へと駆け出す。
出現した赤銅色の鎖が幼子を縛り付けた。
槍を投げつけようと振りかぶる杏子。
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2013/04/01(月) 00:50:18.80 ID:R+37fY28o
【ゴアアアアアアアアアアッ!】
稲光になったさやかが円環の理に接近。
蒼く光り輝く刃が幼子に深く沈み込む。
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2013/04/01(月) 00:54:04.04 ID:R+37fY28o
【ギアアアアアアアアアアアッ!】
絶叫するさやかの双剣が光を増し、凄絶なほどの魔力に対抗しようとする。
しかし、
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2013/04/01(月) 00:57:36.85 ID:R+37fY28o
《トモダチ……ウレシイ……》
天から降り注ぐ光がすべてを滅ぼす!
爆撃されたかのような衝撃に五人は枯れ葉のように吹き散らされた。
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2013/04/01(月) 01:02:06.32 ID:R+37fY28o
「杏子ちゃん、離れて」
「なに言って……これは、オイまどか!」
まどかの存在の内側からぞろぞろと黒い糸のようなものが生え出て、まどかの身体を覆っていく。
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2013/04/01(月) 01:05:32.22 ID:R+37fY28o
「マミ!?」
マミの両手がほろほろとリボンになって落ちていく。
恐怖に彩られた表情でマミは杏子を振り返る。
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2013/04/01(月) 01:08:01.68 ID:R+37fY28o
「ま、ど、か……さい、ごに……」
ばさぁっ。
ほむらがすべて砂に変わる。
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2013/04/01(月) 01:12:23.02 ID:R+37fY28o
《 アー アー アー 》
【ゴボォッ!】
全身に禍々しい紋様を刻み込んださやかが口からまだら色の粘液のようなものを嘔吐した。
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