過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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337:>>335この超反応は一体どういうことなのか[saga]
2013/05/30(木) 23:56:02.35 ID:EjmmehtF0





以下略



338: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/30(木) 23:57:30.46 ID:EjmmehtF0
「テメ……ッ! 超電磁砲!!」

破壊の力が麦野に集約されるが、結論から言ってそれが放たれることはなかった。
美琴はゆっくりと首を横に振って、目を伏せた。

以下略



339: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:00:40.78 ID:Ip6KJfEp0
「アンタだってあの三人と仲良くしてたんじゃないの!?
あのピンクのジャージの子と、茶髪の女の子と、金髪の外人と!!
私はアンタたちのことなんて何も知らない。それでも八月の時とこの間に少しは見た。
アンタたちは暗部とはいえ同じ組織にいる仲間だったんでしょ!? 背中を預け合ってたんでしょ!?
なのに何でよ。何でこうなったのよ!!
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340: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:02:48.86 ID:Ip6KJfEp0
「ねぇ、私の無様なところが見たいのならいくらでも見せてあげる。
公衆の面前で土下座したっていいし、死ぬほど頭を下げるし、靴底を舐めたっていい。
序列第三位っていう座だって欲しいならあげるわよ!! “そんな程度”で戦いが終わるならいくらでも投げ捨ててやるわよ!!
何だってやってやる!! プライドなんて犬に食わせろ。序列なんてドブにでも捨ててしまえ。称号なんていくらでも泣かせろ!!」

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341: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:04:55.45 ID:Ip6KJfEp0
それは確かに麦野沈利という人間の性質だ。
人を殺すことに躊躇いなど覚えない、彼女の人間性だ。
それは周囲が誘導した程度で生まれる災厄ではない。
そういう領域から外れてしまった、どうしようもない怪物だった。

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342: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:06:52.32 ID:Ip6KJfEp0
「好きにすりゃあいいさ。敗者にあれこれ言う権利はないしね。
全く、負けた挙句に命も取られないなんて屈辱以外の何物でもないわね」

麦野沈利は御坂美琴に敗北した。
それは何の言い訳も出来ない事実。純然たる敗北だった。
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343: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:09:37.74 ID:Ip6KJfEp0
だが、

「どのみち私はもう終わってる。戻る場所も何もない」

「あの三人がいるじゃない」
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344: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:11:29.98 ID:Ip6KJfEp0
ジッと麦野を見つめる美琴に、麦野は観念したように大きくため息をついた。
ゆっくりとした動作で起き上がって、呟くように答えた。

「……ああそうだよ。怖いさ、拒絶されるのが。
ハッ、笑えよ超電磁砲。天下の第四位サマはずいぶんと臆病者になっちまったみたいね」
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345: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:13:55.07 ID:Ip6KJfEp0
麦野は過去の光景を思い出す。
いつものファミレスに屯って、くっついてくるフレンダを引き剥がしたりした。
絹旗の持ってくるC級映画の情報に呆れたりした。滝壺はいつもボーッとしていた。
そして麦野の鮭好きに皆にため息をつかれたりもした。

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346: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/05/31(金) 00:15:43.95 ID:Ip6KJfEp0
「お前みたいな生き方も、出来るんだね」

そう言ったのは麦野。
突然のその言葉に、美琴は意味が分からない、と目をぱちくりさせた。

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