過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:00:40.78 ID:Ip6KJfEp0
「アンタだってあの三人と仲良くしてたんじゃないの!?
あのピンクのジャージの子と、茶髪の女の子と、金髪の外人と!!
私はアンタたちのことなんて何も知らない。それでも八月の時とこの間に少しは見た。
アンタたちは暗部とはいえ同じ組織にいる仲間だったんでしょ!? 背中を預け合ってたんでしょ!?
なのに何でよ。何でこうなったのよ!!
以下略
340
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:02:48.86 ID:Ip6KJfEp0
「ねぇ、私の無様なところが見たいのならいくらでも見せてあげる。
公衆の面前で土下座したっていいし、死ぬほど頭を下げるし、靴底を舐めたっていい。
序列第三位っていう座だって欲しいならあげるわよ!! “そんな程度”で戦いが終わるならいくらでも投げ捨ててやるわよ!!
何だってやってやる!! プライドなんて犬に食わせろ。序列なんてドブにでも捨ててしまえ。称号なんていくらでも泣かせろ!!」
以下略
341
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:04:55.45 ID:Ip6KJfEp0
それは確かに麦野沈利という人間の性質だ。
人を殺すことに躊躇いなど覚えない、彼女の人間性だ。
それは周囲が誘導した程度で生まれる災厄ではない。
そういう領域から外れてしまった、どうしようもない怪物だった。
以下略
342
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:06:52.32 ID:Ip6KJfEp0
「好きにすりゃあいいさ。敗者にあれこれ言う権利はないしね。
全く、負けた挙句に命も取られないなんて屈辱以外の何物でもないわね」
麦野沈利は御坂美琴に敗北した。
それは何の言い訳も出来ない事実。純然たる敗北だった。
以下略
343
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:09:37.74 ID:Ip6KJfEp0
だが、
「どのみち私はもう終わってる。戻る場所も何もない」
「あの三人がいるじゃない」
以下略
344
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:11:29.98 ID:Ip6KJfEp0
ジッと麦野を見つめる美琴に、麦野は観念したように大きくため息をついた。
ゆっくりとした動作で起き上がって、呟くように答えた。
「……ああそうだよ。怖いさ、拒絶されるのが。
ハッ、笑えよ超電磁砲。天下の第四位サマはずいぶんと臆病者になっちまったみたいね」
以下略
345
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:13:55.07 ID:Ip6KJfEp0
麦野は過去の光景を思い出す。
いつものファミレスに屯って、くっついてくるフレンダを引き剥がしたりした。
絹旗の持ってくるC級映画の情報に呆れたりした。滝壺はいつもボーッとしていた。
そして麦野の鮭好きに皆にため息をつかれたりもした。
以下略
346
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:15:43.95 ID:Ip6KJfEp0
「お前みたいな生き方も、出来るんだね」
そう言ったのは麦野。
突然のその言葉に、美琴は意味が分からない、と目をぱちくりさせた。
以下略
347
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:17:42.43 ID:Ip6KJfEp0
学園都市の『闇』はあまりにも深く、粘着質だ。
一度捕まればもう抜けることは決して出来ない。
そのままぬぷぬぷと、底なし沼のように際限なく深みに嵌っていってしまう。
だが御坂美琴はそんな『闇』に何度も触れていながらも取り込まれることはなかった。
以下略
348
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/05/31(金) 00:19:42.80 ID:Ip6KJfEp0
そこに飛び込むことはあっても、絶対に帰ってくる。
とっくにそう決めていた。
そして美琴にはまだもう一仕事残っている。
かけがえのない親友である垣根帝督と会わなくてはならない。
麦野の妨害を受けたが、もともと垣根のところに行くつもりだったのだ。
以下略
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