過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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476: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:08:35.22 ID:Q/pVMErx0
      ダ  ー  ク  マ  タ  ー        アクセラレータ
「展開できねェ拡張子のついたファイルを、手持ちのソフトで展開できるよォにエンコードしたらどォなる?」

即ち、解析。未知を既知へと変える作業にして、『一方通行』という能力の本質。
ベクトルの操作、それに付随する攻撃スキルなどただのおまけに過ぎない。
以下略



477: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:11:43.06 ID:Q/pVMErx0
「チィッ!!」

すぐにそれに気付いた垣根は、今度こそ体を真っ二つにしてやろうと背中の翼を猛烈に振るった。
それはおそらくこの場での最適解だったのかもしれない。が、手ごたえはなし。
全てを切り裂く白翼は虚しく虚空を掻いた。
以下略



478: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:14:27.92 ID:Q/pVMErx0
「ぐ……。ちくしょう……!!」

口元からゴポリ、と溢れ出る血を袖口で拭い、上空にいる一方通行を睨みつける。
一方通行はただ絶対的に君臨していた。最強の名を示すように。
一方通行といえば『反射』、というようなイメージがあるが所詮それは能力の一側面でしかないのだ。
以下略



479: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:17:42.31 ID:Q/pVMErx0
(マズい、そろそろマズい!! ……いや、落ち着け、気を静めろ。頭を回せ。
激情に流されるな。細かいダメージを蓄積させるんじゃなく、決定的な一撃を決めることだけ考えろ)

垣根の翼による刺突が、一方通行を貫く。
打撃が、一方通行を捉える。
以下略



480: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:20:25.49 ID:Q/pVMErx0
“垣根の照射した月光は、一方通行の体表面に触れた途端に向きを変え、垣根自身へと跳ね返ってきた”。

「な!?」

一瞬反応が遅れたが、何とか白翼で身を包み跳ね返された月光を防御する。
以下略



481: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:24:54.79 ID:Q/pVMErx0
だが解析されてしまった今、それは全てそのまま垣根に返ってくる。
一方通行は何もしない。ただ立っているだけだ。
垣根は『反射』されながらも、癇癪を起こした子供のように暴れていた。
自分の力で自分の体が裂け、鮮血が噴水のように噴出す。
それでも、垣根は止まらない。
以下略



482: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:28:40.03 ID:Q/pVMErx0
「もォ無駄だ」

一方通行にとっての未知から既知へと変わった『未元物質』は、ベクトル変換能力で簡単に粉砕出来てしまう。
垣根は飛ばされながらバランスをとろうとするも、流石にダメージが大き過ぎる。
本人の意思に反し、体は脳からの命令に従ってはくれなかった。
以下略



483: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:31:51.60 ID:Q/pVMErx0
そして垣根帝督。
仮に一方通行に敵う者がいるとすれば、それは垣根を置いて他にいない。
唯一一方通行に取って代われるとされた者。神々に届きうるとされた者。
『未元物質』。途方もない力を秘めるこの力を以って、垣根は一方通行の『反射』を打ち砕いた。

以下略



484: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:33:49.14 ID:Q/pVMErx0
「あァ、認めてやる。オマエは強い。
俺にここまで傷を負わせたのはオマエで二人目だ。そこは誇ってイイぜ」

だがな、と一方通行は一言区切って、

以下略



485:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/24(月) 00:35:26.31 ID:wdm5TeaTo
ブーメラン


486: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/06/24(月) 00:36:01.22 ID:Q/pVMErx0
そもそも数の上では一万殺しの大罪人である一方通行の方が上だろう。
一方通行が言っているのは、クズなりにもたった一つの守るべきものを放棄したことだ。
垣根帝督は御坂美琴に何か特別なものを見出していた。
にも関わらず、それを他ならぬ垣根の手で奪い取ったことが何より許せない。

以下略



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