過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/02(火) 21:48:08.58 ID:8ygdyQMy0
新スレきてたーーーーー!!
>>1乙!


8: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/02(火) 22:09:29.06 ID:Y3hy9anU0
何とかなったのでとりあえず投下ー
これで見つけてもらえるといいな


9: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/02(火) 22:10:32.19 ID:Y3hy9anU0
姉の想いは死すらも超えて。


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/02(火) 22:11:28.77 ID:ClrGAYsL0
投下キター!


11: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/02(火) 22:13:43.36 ID:Y3hy9anU0
一方通行と決着を着ける前に、どうしても行きたいところがあった。やりたいことがあった。
だから美琴は急ぐ。四時間もかかるような用事ではないので十分に間に合う計算だが、時間にゆとりは持っておきたかった。
行き先は花屋。学園都市ではそう多いわけではないが、無論ないわけでもない。
脳内で場所を検索する。そういえばこの病院からそう離れていないところに一軒あったのを思い出す。
いつもは花屋になど行くことがなかったから、全く意識したことはなかった。
以下略



12: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/02(火) 22:17:54.85 ID:Y3hy9anU0
そんなたくさんの花の中からいくつか候補を絞るが、決め手に欠ける。
なので美琴は素直に店員の力を借りることにした。
すみません、と声をかけると人の良さそうな笑顔を浮かべた女性店員がやって来た。
大学生くらいの年だろう。やはりこのような華やかな店では特に笑顔は重要らしい。
綺麗な人だな、と素直に思った。
以下略



13: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/02(火) 22:21:24.01 ID:Y3hy9anU0
「献花ですか。基本的にあまり制限はないです。
棘のある薔薇や匂いの強い百合、色の強いものなどは避けられますが。
その方が亡くなられて時間が経っているのであれば段階的に色花も用いますね」

九九八二号が死んだのは八月一五日。
以下略



14: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/02(火) 22:26:06.40 ID:Y3hy9anU0
へぇ、と美琴は内心少し驚いた。
おそらくアルバイトだろうに、ずいぶんと詳しい。
学園都市には墓地は第一〇学区にしかなく、住人もほとんどが学生なのでこういう質問に慣れているとも思えない。
ここは素直にこの物知りな店員に従っておこう、と美琴は思った。
あまり時間もないことだし、こういうことはプロに任せるのが一番だ。
以下略



15: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/02(火) 22:28:01.12 ID:Y3hy9anU0
だが、何も知らずにいれば自分は幸せだったのか? と美琴は思う。
たしかにただの一学生であれば美琴はこんな目に合わずに済んだだろう。
もっと平穏な世界で生きられたはずだ。

だがもしそうだったならロシアでは街一つが大変なことになっていたかもしれない。
以下略



16: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/04/02(火) 22:31:25.27 ID:Y3hy9anU0
だから、美琴はこれまでの生き方を否定しない。
一万人の妹を救えなかったことも、一万人の妹を救えたことも。
もし『幸運』だったのなら自分の罪に気付くことさえ出来なかったのだから。

花束を二束持って歩く美琴は端的に言って浮いていた。
以下略



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