過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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721
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 22:46:01.45 ID:tI6cvgON0
第五章 科学という闇の底で Break_Your_Despair.
以下略
722
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 22:50:44.23 ID:tI6cvgON0
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723
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 23:00:49.88 ID:tI6cvgON0
だから一日で治療しろ、と言っているのだ。
勿論たったの一日では如何な冥土帰しといえど、完治させることなど不可能。
精々が一時しのぎの手当て程度だろう。
だがそれでも構わない。もともと一方通行も垣根も、全快するまで待とうなどとは考えていない。
ほんの少しでも万全に近い状態で。考えているのはそれだけだった。
以下略
724
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 23:08:41.64 ID:tI6cvgON0
「まさか。そんなわけないじゃないですか。
先生は医者です。人を助けるのが仕事。たとえそれが一万殺しの大罪人であっても。
先生は、先生の仕事をしただけなんじゃないですか」
「その通りだ。目の前に助けを必要としている人がいれば、それが誰であれ僕は治療するだろう。
以下略
725
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 23:14:52.03 ID:tI6cvgON0
「……分かっちゃうんですね」
「僕を誰だと思っている?」
「医者、でしょう?」
以下略
726
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 23:17:41.35 ID:tI6cvgON0
だが。そもそもの話、その原因を作ったのは自分だ。
無力感。美琴は、妹達を助けられなかった。
一方通行との一応の和解は済ませたとはいえ、怒りや悲しみが消えたわけではない。
消えるわけがない。たとえ全ての妹達が生き返ったとしても、それがなくなることはないだろう。
以下略
727
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 23:30:01.19 ID:tI6cvgON0
「君を地獄に叩き込んだ一方通行を。君の妹を一万人以上殺した一方通行を」
「憎いに決まってるじゃないですか」
今度も即答だった。
以下略
728
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 23:31:59.39 ID:tI6cvgON0
美琴は俯いて、
「もう―――……何も言えるわけ、ないじゃないですか。
これからもちゃんと守ってくれるって、期待しちゃうじゃないですか。
一方通行は一万人の妹達を殺したのに。それは絶対の事実なのに。
以下略
729
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 23:33:55.48 ID:tI6cvgON0
まるで教え子を自慢する教師のような声。
まるでわが子の成長を誇る父親のような言葉。
まるで親友を讃える友人のような口調。
「そんなわけ、ないじゃないですか」
以下略
730
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/07(日) 23:35:26.28 ID:tI6cvgON0
何かあれば美琴はすぐに能力を使って解決しようとする。
そんな人間が、善人には程遠い。
そういうのは上条当麻こそが。いや、もしかしたら上条も本当の善人とは呼べないかもしれない。
上条も美琴と同じで、何かあればすぐに右手を握ってしまう。
すぐに力に訴えてしまうということだ。
以下略
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