過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」3
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:51:21.28 ID:mkb+o6si0
「ねえ、」
そう声をかけようとした。だが、
「コチラデス。ツイテキテクダサイ」
以下略
933
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:52:08.92 ID:mkb+o6si0
開き直って素直についていく美琴。
その後姿を笑みを浮かべて見つめている者がいた。
「……まぁ、こんなものかしらぁ?
第四位さんに良いところを取られたのは癪だけどぉ」
以下略
934
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:52:48.23 ID:mkb+o6si0
・
・
以下略
935
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:53:26.93 ID:mkb+o6si0
とはいえ条件は同じではない。全く違うと言っていい。
どこまでも一方通行を縛り付ける三〇分というタイムリミット。
それが過ぎれば一方通行は能力どころか思考能力や言語能力すら失ってしまう。
その事実がずしりと重い重圧となって一方通行に圧し掛かる。
対する恋査にはそのような制限は何もない。
以下略
936
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:54:08.99 ID:mkb+o6si0
「正しく状況を理解できていますか?
あなたは限られた時間をただ消費していくことしか出来ません。
一〇分か二〇分か。ともかくあなたに許されるのは時間の壁に押しつぶされるか、私に殺されるかを選ぶことくらいですが」
「ずいぶンとまァ大きく出やがったな。今の内にせいぜい笑っとけ、ガラクタ人形が」
以下略
937
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:54:58.80 ID:mkb+o6si0
幸いにして、相手は呑み込みが早かった。
一方通行の切羽詰った声を聞いて大体の状況を察したのか、了解してくれた。
この頼みは向こう側にとって酷く不都合な要求だった。
それでもすぐに引き受けてくれたのは、一方通行にとって僥倖だったと言えるだろう。
好き嫌いを言っていられる状況ではないのは向こうも同じとはいえ、断られていたら万事休すだった。
以下略
938
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:55:38.72 ID:mkb+o6si0
そして今。ここから半径二〇〇メートル以内の範囲で、不可思議な力場の揺らぎを探知した。
何故か系統すら掴めない能力。恋査は見たことのない、謎の力。
恋査は任意の能力者から能力を自在に引き出すことが出来る。
だから、この珍しいであろうよく分からない能力を使用することも出来る。
以下略
939
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:56:16.21 ID:mkb+o6si0
(がっ、は……っ!! 高度の問題を、確認……!!
こ、この能力は、ただの発火能力のはず。そんなはずはないと思いましたが、現象としては、確かに……!!
何故その力を引き出した途端に、こんな破壊行為が……っ!?)
そんなことを考えている場合ではない、と恋査は知った。
以下略
940
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:56:53.90 ID:mkb+o6si0
(だがコイツ相手に半分で済ンだ、と思うべきだろォな。
はっきり言って見たことも聞いたこともねェほどのトンデモ野郎だ)
一方通行は以前からは比較にならないほどにバッテリーの節約術を身につけていた。
たとえたった一秒でも、チャンスがあればスイッチを戻す。
以下略
941
:
◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/18(木) 23:57:24.63 ID:mkb+o6si0
恋査は知らなかった。
それは人が太古から用いてきた、古の技術。
恋査は知らなかった。
以下略
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