173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:16:36.52 ID:mUEC7Cyho
そういえばツキは、隠れている間に屋敷のだいたいの構造を把握したとも言っていた気がする。
それなのに、わざわざシラユキに案内させたのはなぜなんだろう。
……単なる嫌がらせという気がした。
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:17:34.21 ID:mUEC7Cyho
◇
わたしは自室に戻って少し休むことにした。
近頃は、ろくに本も読めていない。生活のリズムが崩れている。
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:19:09.21 ID:mUEC7Cyho
「なに?」
「特に用事はない。暇だったから」
176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:19:52.46 ID:mUEC7Cyho
「ねえ、あなたは……」
「ツキ」
177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:20:54.48 ID:mUEC7Cyho
◇
その日は何事もなく過ぎた。
シラユキが作った食事を三人そろって食べた。
178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:21:21.54 ID:mUEC7Cyho
その晩も夢を見た。また同じ夢だ。暗い空間で、わたしは誰かと向き合っている。
彼女の言葉はいつもと同じ。
ぼんやりとした輪郭も、はっきりとしない声も、同じ。
179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 07:21:48.75 ID:mUEC7Cyho
つづく
180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/28(火) 09:25:13.22 ID:jzawf3lAO
乙です。
アヤメの記憶や認識には何らかのバイアスがかかっているのだが、どう見ても信用できる筈のないツキの存在を受け入れる事には抵抗が生じない。彼の存在は好ましいものという事だろう。でも誰にとって?
181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/28(火) 10:10:50.25 ID:AIpTICsdO
乙
182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/28(火) 17:38:49.85 ID:C4cE+aKDO
ある程度の憶測は立てられるが、所詮は憶測でしかない…
でも、もし憶測通りだとしたら…じれった過ぎる…
183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/29(水) 06:55:33.71 ID:wqPpjqSYo
◇
ツキがこの屋敷にやってきてから、何日か経った。
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