過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:28:57.55 ID:IVmmIEuJo

 ペンを机の上に放り投げて頬杖をついた。 
 
 情報の整理は捗らなかった。現に起こったことだけを列挙しても、何もわからない。
 かわりに思ったことがある。
以下略



208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:29:37.24 ID:IVmmIEuJo

『その結果、あなたがどちらを選ぼうと、わたしはあなたの判断に従います』

 シラユキはそう言った。"どちら"というのは、何と何のことなのだろう?
 
以下略



209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/30(木) 07:30:21.09 ID:IVmmIEuJo
つづく


210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/30(木) 08:29:52.81 ID:AQQgnu2AO
乙。

読んでるこっちも頭痛がしてきた。




211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/30(木) 20:11:59.40 ID:kAFW7a7AO

わからん


212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/30(木) 20:24:34.72 ID:sBwMp5q6O



213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 07:06:54.90 ID:R3N8s+H6o



 夕方過ぎ、わたしは部屋を出た。
 なぜなのかは分からないけれど、じっとしていられなかった。
以下略



214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 07:07:24.17 ID:R3N8s+H6o

 わたしはこの街を、切り離されていると感じたことがあった。
 
 わたしにとっては、この街に雨が降り続けていることは自然なことだ。
 けれど、どの本を読んでみても、雨が降り続ける街を実在のものとして描いているものはない。
以下略



215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 07:08:02.72 ID:R3N8s+H6o

 おかしいことはいくつもある。
 シラユキは外で働いているわけではない。それなのに食材を買うお金には困っている様子がなかった。 

 そして書斎にあった拳銃。あれはいったい誰がなんのために置いたものなんだろう。
以下略



216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 07:08:28.86 ID:R3N8s+H6o

 シラユキと話をしたくなって階段を目指した。
 彼女は一階にいるはずだ。
  
 何が訊きたいというわけでもない。何を話してほしいわけでもない。
以下略



217:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/31(金) 07:09:40.71 ID:R3N8s+H6o

 いや、見ているだけではない。その人はわたしに語りかけていた。
 わたしにだけ聞こえる声、わたしにだけ届く音で、彼女は何かを言っている。

 本当にそうなのだ。
以下略



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