過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
1- 20
305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/05(水) 13:29:23.55 ID:K3xLW0J0O
oh…


306:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/05(水) 22:19:23.64 ID:b25wbvZAO

海辺のカフカの森とか灰羽のグリの街とか憧れる
しかし流9州は嫌だ


307:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/06(木) 06:31:09.11 ID:4Z+Lx22no



 わたしとシラユキは言葉もかわさずに屋敷に戻った。
 ツキは森の奥に逃げ込んだという。まだ、つかまってはいないらしい。
以下略



308:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/06(木) 06:31:50.98 ID:4Z+Lx22no

 世界は世界として独立している。シラユキはそう言った。
 死後の世界というわけでもなく、現実でもない。

 一種の異世界のような場所。わたしの精神を土台に作られた場所。
以下略



309:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/06(木) 06:32:18.41 ID:4Z+Lx22no

 別にかまわないじゃないか。そう思った。ツキが死のうと生きようと関係ない。 
 そう思ったから、わたしはここにいるんじゃないのか?

 ツキが悲しんでも、苦しんでも、関係ない。そう思ったから、わたしは今ここにいるのだ。
以下略



310:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/06(木) 06:32:44.84 ID:4Z+Lx22no

 わたしは無性に叫びだしたいような気持ちになった。
 どうしようもなく、気分が収まらなかった。そう考える自分を抑え込もうとした。

 ベッドを降りて、窓の外を睨んだ。そして思う。
以下略



311:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/06(木) 06:33:27.16 ID:4Z+Lx22no

 そう思うことに、どことなく抵抗もあった。理屈が合わなくなってしまう不安。
 でも、それどころじゃない。彼はこんなところにいてはいけないのだ。

 ツキの両親は、彼が死んだらきっと悲しむ。
以下略



312:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/06(木) 06:34:16.58 ID:4Z+Lx22no

「シラユキ」

 呼びかけると、彼女は意外そうに顔をあげた。

以下略



313:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/06(木) 06:35:20.63 ID:4Z+Lx22no

「分かったって、どうしたんです?」

「ツキを現実に送り返す。彼に死なれるのは困るから」

以下略



314:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/06(木) 06:35:55.25 ID:4Z+Lx22no



 わたしは部屋に戻り、動きやすい服に着替えた。
 それから何か武器になるようなものを探した。
以下略



633Res/436.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice