過去ログ - モバP「籠の中の鳥」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/29(水) 13:27:21.04 ID:xk7H4ona0

久々の休みに気分転換で街に繰り出していた。

趣味のドールハウスに必要な材料を買いに来ていたのだ。

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/29(水) 13:29:11.39 ID:xk7H4ona0

「いや、ですね。私こういうものなんですけど…」

 若い男はそう言って名刺を差し出す。

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/29(水) 13:35:23.06 ID:xk7H4ona0

「私自身がステージに立って何かすることは出来ません。だけど、アイドルと一緒に歩いていくことは出来ます。それでは失礼しました」

 そうとだけ言い残して彼は消えた。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/29(水) 13:45:58.95 ID:xk7H4ona0
 早速約束を取り付ける。

場所は何があってもいいように行きつけの喫茶店に指定した。

ここなら何が起きても店員さんが味方になってくれるので心強かった。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/29(水) 13:54:00.02 ID:xk7H4ona0
「すみません…」

 彼は申し訳なさそうに頭を下げる。

正直知られていないことに少しだけ落胆したが、それ以上に別の疑問が頭を過った。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/29(水) 13:57:13.31 ID:xk7H4ona0
だって誰も見ていないときにさえ笑えないのだ。

それとも、声を掛けられた時の作り笑顔が素敵とでも言いたいのだろうか。

どちらにしろ皮肉を言っているように聞こえた。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/29(水) 14:02:30.59 ID:xk7H4ona0
「その顔を見てこれだっ!って思ったんだよ。その笑顔を他の人に分けてやって欲しいんだ」

「いや、でも、私そんな感じじゃないですし…」

「勿論、一人でそんなことをやれなんて言いません。一緒に頑張っていきませんか?」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/29(水) 14:13:27.15 ID:xk7H4ona0
傷ついた社会人の手だった。

籠のカギは目の前にあった。

私がそれを手に取れば籠は崩れ、青空が広がるだろう。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/29(水) 14:18:33.19 ID:xk7H4ona0
おしまいです。
言葉通り、また続きは書き溜めてから投稿したいと思います。
見て下さった方ありがとうございました。


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/29(水) 16:33:08.19 ID:NtMHl4Fl0

これはあの人かな


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/29(水) 16:49:40.97 ID:Gf2JdM0Ro
おつにょわ
これからが楽しみ


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