過去ログ - ソ連尉官「自分達が」　国民党兵「魔王と戦う？」 -SS速報VIP

過去ログ - ソ連尉官「自分達が」　国民党兵「魔王と戦う？」

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96: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/01(月) 12:40:33.02 ID:8axkNy4xo
僕が起きたとき、手に何かの感触があった。

「札…？それよりどこだ、ここ…」

銃声も喚声も聞こえない。草が風に吹かれて立てるカサカサという音だけだ。

以下略

97: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/01(月) 15:31:53.71 ID:8axkNy4xo
彼はため息をついてから、はっとした表情をし、ふてくされたように歩き出した。

「どこへ？」

「お前には関係ない」

以下略

98: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/01(月) 16:31:14.61 ID:8axkNy4xo
川の中央の足場になりそうな地面にたどり着いたが、ドイツ兵はすぐ先、飛び石づたいに歩いていた。

ドイツ兵との距離は数メートル、数十センチ…あと少し…今なら押せる…

「うわっ！」

以下略

99: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/01(月) 18:05:06.69 ID:ZkB2wMizo
僕が起きたとき辺りは真っ暗で、僕は岩を枕にして地面に寝かされていた。
ドイツ兵が作ったのだろうか、枝を積み上げたところに火が灯されていた。

彼は僕に背中を向け、何かごそごそと作業をしている

以下略

100: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/01(月) 18:06:36.65 ID:ZkB2wMizo
沈黙した村に、あのドイツ兵に蹂躙された村が重なった。

「どうしてドイツ人は…！」

「何だ？何が言いたいんだ」

以下略

101: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/01(月) 19:35:13.48 ID:ZkB2wMizo
僕はいつの間にか寝ていたらしかった。

翌朝、寒さで目が覚める。
隣で寝ているドイツ兵を見て、気まずい今後を考えて気が重くなった。

以下略

102: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/01(月) 19:36:56.82 ID:ZkB2wMizo
彼は器用にもタバコをくわえ、マッチで火をつけてからライフルを持ち直し、牙を向いて走ってくる野犬に向けて再び撃ち始める。

「ねえ」

「何だよ！」

以下略

103: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/01(月) 19:47:38.43 ID:ZkB2wMizo
数週間後、僕は病室の前にいた。
僕自身が怪我を負ったのではなく、見舞いのためだった。

髪も伸びた、化粧品は交換で手に入れた。
口紅も商人から買った。少々値は張ったが…

以下略

104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/01(月) 22:16:34.28 ID:bvUzMjJ20
女の子だったんか・・・

赤軍は逞しい女性兵士が多いですからな

105: ◆aRgoaeaPZM
2013/07/01(月) 23:07:48.44 ID:ZkB2wMizo
地の文に挑戦、句読点が多いね
最初は男のつもりだったんだけど、そうすると思いの外ホモ臭くなったので僕っ娘にしました
私服を没収される描写入れといて良かった
ちなみにあまりにも強いストレスを感じるとホルモンが分泌されなくなったりするので、ずっと可愛いままでいられるかどうかは微妙

以下略

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